コンクリートブロックの種類と値段|設置する際の注意点を知ろう

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コンクリートブロックの種類と値段|設置する際の注意点を知ろう

実は、コンクリートブロックには様々な種類があります。しかし、どんなブロックも同じ用途で使える訳ではありません。

そして、コンクリートブロックの種類と購入場所によって値段も大きく変わってきます。

  • コンクリートブロックには様々な種類があるが、同じ用途では使えない
  • コンクリートブロックは種類と購入場所によって値段が変わる
  • この記事では、一体どんな種類があり、値段はいくら違うのか?という疑問を解決するために、コンクリートブロックの種類と値段を中心に調べてみました。

    これで、ブロックを購入する際、損をすることはありません。

    最後まで読めば、コンクリートブロックを組み立てる上で注意すべきところも分かります。ぜひ、ご覧ください。

    Point
    • ブロックは通販ではなくホームセンター等で購入すべき
    • 通販で購入するとかなり割高
    • DIYは注意が必要
    • 少しでも不安のある場合は業者に施工してもらう
    • 見積もりを出すときには内訳に注意




    1. ブロックの種類と特徴

    第二次大戦後焼け野原となった日本を復興させる際に、簡易で高い耐火性を持ち安価なコンクリートブロックが注目されました。

    最初は無機質で一般的な灰色のブロックのみでしたが、次第にカラフルな色や表面に化粧を施した化粧ブロックが出回るようになりました。


    1.1. エクステリア工事で使われるブロックとは

    一般的には中央に穴の開いた四角いコンクリートのことを指します。

    形状は主に3種類あり、基本となるブロック、横方向の鉄筋を通す穴の上部がふさがれたブロック、縦・横方向に鉄筋が通るよう加工するコーナー用のブロックを組み合わせてブロック塀の形を作ります。


    1.2. 普通ブロックとは

    幅40cm、高さ20cmの普通のブロックです。

    ホームセンターでも1個100円程度で購入できます。A・B・Cと強度によって判子が押してあります。

    普通ブロックだからといって無味乾燥なものとはいえません。自然石の門柱やデザイン壁、塗り壁の門柱などは普通ブロックを躯体としていますが、表面に石、タイル、塗り壁材などを用い仕上げるのです。


    1.3. 化粧ブロックとは

    化粧ブロックにはそれこそさまざまな材料が出ているのですが、大きく分けると次の3種類になります。


    リブ系

    コンクリートにいろいろな骨材を混ぜて、顔料で着色し、圧縮して割って仕上げた最も主流といえる材料です。

    表面は石のように自然な仕上がりになります。

    1本ラインや5本ラインが入ったデザインが特徴的です。デザイン性と生産性が優れている非常に魅力的な商品です。


    綺麗系

    リブ系の割肌仕上げに対して、多くのカラー、デザインがある綺麗な仕上がりの商品です。

    幅広いバリュエーションがあるため、玄関周りやリビング周りに使われることが多い商品です。


    ブロック+α系

    普通ブロックに、自然石やタイルが貼られた状態で仕上がっている商品です。

    現場では貼り付ける必要がないため、タイルなどを貼り付ける品質は安定します。高級品のため門周りなどに使用されることが多い商品です。


    1.4. ブロックの用途とは

    ブロックは塀や門柱に使われるだけではありません。縁石や物干し台、土留めと呼ばれる高低差のある土地を支えるために使用されることもあります。

    そのほかにも駐車場の車止めに使用されていますし、道路の端にあるU字溝やL字溝もブロックが加工されています。

    コンポの台クーラーユニットの台、プロパンガスボンベの台にも使用されます。庭のガーデニングで、花壇の囲いに使用されているケースもよく見かけますね。


    2. 一般的なコンクリートブロックの種類と規格

    一般的なコンクリートブロックとは、無地のコンクリートブロックのことを指します。化粧コンクリートブロックと違い、無地のコンクリートブロックには規格があります。


    2.1. コンクリートブロックの施工構造とは

    工場でコンクリートを成型加工した穴の開いたブロックのことを、コンクリートブロックといいます。

    コンクリートブロックは、砕石層、基礎部分、ブロック部分の3種類の構造に分かれています。

    砕石層は、岩石を砕いた砕石を敷き詰めて基礎部分を支え地盤沈下を防いでいます。基礎部分は、ブロック塀を支える部分で地中にコンクリートを流し込みL字状に鉄筋を埋め込みます。

    ブロック部分は一番下の部分を5~10cm地中に埋め込んでコンクリートブロックの強度を増すようにします。

    また、ブロック塀の高さが160cmを超える場合は、強度を保つため控え壁と呼ばれるブロック塀に垂直にせり出したブロックを備え付けなければなりません。


    2.2. コンクリートブロックのJIS規格とは

    日本の工業製品に関する規格や測定法が定められた国家規格のことをJISといいます。コンクリートブロックにもこのJISが定められています。

    JIS認証製品には次の5種類があります。

    区分 種類
    断面形状による区分 空洞ブロック
    圧縮強さによる区分 C(16)
    化粧の有無による区分 素地ブロック
    防水性による区分 普通ブロック
    寸法精度による区分 普通精度ブロック

    また、長さは390mm、高さは190mm、厚さは100mm~190mmのものがあります。


    2.3. コンクリートブロックの4つの種類とは

    一般的なコンクリートブロックとして販売されているものには、基本型、横型、隅型、横隅型(異形ブロック)の4種類があります。

    そのサイズは100mm、120mm、150mm、190mmです。重さは軽いもので10kg、重いものだと18kgにもなります。

    このほかにも厚さの薄い70mmブロックや半切りブロックもあります。半切りブロックの場合には、100mm、120mm、150mmの3種類があり、用途によってそれぞれ使い分けができます。


    3. 一般的なコンクリートブロックの価格について

    コンクリートブロックにはいろいろな種類があり、規格も定まっていることがわかりましたが、それではその値段はどのくらいの金額なのでしょうか。

    ホームセンターや通販で購入する場合の金額もご紹介します。


    3.1. 一般的なコンクリートブロックの価格帯

    一般的には200円~400円程度が標準的なコンクリートブロックの価格帯です。

    一番厚みのあるCB190でも400円強の金額ですのでお手ごろな価格帯といえますね。


    3.2. ホームセンターでの購入価格帯

    近くにあるホームセンターでコンクリートブロックを購入した場合はどうでしょうか。

    ホームセンター「コメリ」では、152円~193円で購入できます。厚さは100mm、120mmの2種類です。

    ホームセンター「コーナン」では、178円~248円とこちらも格安で購入できます。カラーもグレー、ブラック、ベージュ、ゴールドと揃っており、厚みも100mm、190mmがあります。

    わからないことがあった場合には、店員に聞いたうえで購入することもできます。いずれにせよ、コンクリートブロックはホームセンターで購入するのがお得ですね。


    3.3. 通販での購入価格帯

    もっと手軽に購入できるネット通販ではどのような金額で購入できるのでしょうか。

    ネット通販の代表格「Amazon」と、比較サイト大手「価格.com」から調べてみました。

    「Amazon」を検索してみると、190mmの厚みで3,457円でした。

    送料無料ですが、ホームセンターで購入する場合と比べると約8倍もの金額になります。

    「価格.com」で調べてみても、最安値で2,227円であり4,000円台もあるなど、ネット通販は値段が高いのが当たり前のようです。

    また、ネット通販は現物を確認することができないので、出品しているメーカーの信用度合いが重要になってきます。

    以上の点から考えると、自分の目で確かめられ、店員のアドバイスを受けることも可能なホームセンターで購入するのがよいようですね。


    4. その他のブロックの価格帯

    おしゃれなエクステリアを演出できる化粧ブロックは、リブ系、綺麗系、ブロック+α系の順に金額が高くなっています。

    化粧ブロックは種類も多いのでエクステリアの用途に応じて選ぶことができます。


    4.1. リブ系の価格帯

    リブ系の化粧ブロックの代表的なものの価格は次の通りです。

    商品 価格
    リブロラグゼ 627円
    リブロックF 893円
    リブログレイス 935円
    リブロックエイト 1,134円

    8本リブ入りのスタンダードなものを中心に、スタイリッシュ感が漂います。


    4.2. 綺麗系の価格帯

    綺麗系の化粧ブロックの代表的なものの価格は次の通りです。

    商品 価格
    アティール 2,153円
    シャドウストーン 2,573円
    ロッシュ2 2,625円
    ロッキー 2,625円

    いろいろなカラーや豊富なバリュエーションが揃っていておしゃれ感が漂います。


    4.3. ブロック+α系の価格帯

    ブロック+α系の化粧ブロックの代表的なものの価格は次の通りです。

    商品 価格
    大谷ニューストーン900 6,720円
    ロイヤル 5,880円
    新大谷900 7,455円
    ゴールド 7,560円

    本格派の名に恥じぬものばかりで値段は高価ですが重厚感が漂います。

    いずれもメーカー小売り希望価格ですので、ホームセンターなどを利用すればより安価に購入できるでしょう。


    5. ブロックを設置する際の注意点

    街のあちらこちらで見かけるため簡単そうに思えるブロック積みですが、ブロック設置する際には注意しなければならない点があります。大事な事ですのでひとつずつ見ていきましょう。


    5.1. ブロック塀の高さとブロックの厚み

    ブロック塀の高さは、最大でも地盤面から2.2mです。このブロック塀の高さによって、推奨されるブロックの厚みも違ってくるのです。

    ブロック塀が2m以下の場合、ブロックの厚みは建築基準法では100mm以上となっています。

    この場合、推奨されるブロックの厚みは120mm以上となります。

    またブロック塀が2m以上の場合、ブロックの厚みは建築基準法上でも推奨でも同じで150mm以上となります。

    この数字が安全性を確保するためには必要な厚さです。


    5.2. 専門的知識が必要なブロック積み

    腕に覚えのある人や日曜大工の得意な人なら、費用も安く済むのでDIYでブロック塀を設置することを思いつくことでしょう。

    しかし、ブロック積みには専門的な知識が必要なので、安さのためにDIYで設置することはおすすめできません。

    ブロック塀を建てる際には、ブロックの中に鉄筋とモルタルを入れて、ブロック同士を1つの構造物として設置します。

    この工程をしっかり行わないと、地震でひび割れたり、強風で倒れたりと思わぬ被害を被ることがあります。

    また控え壁を設置する場合があるなど、知識と技術力がない素人がブロック塀を施工すると、最悪他人にけがをさせることにもなりかねません。その場合には、施主に損害賠償責任が発生します。

    さらにブロック塀は目隠しのために建てることが多いのですが、プライバシーの保護につながる反面、周囲から見えなくなることで防犯面の問題が生じるといわれています。

    そのような事態を避けるためにも、やはりブロック積みは手抜きをしない優良で知識のあるプロのエクステリア業者に依頼しましょう。


    5.3. ブロック塀の見積もり内訳に注意

    建設業の世界では、古くからの慣例で見積もり上に「○○工事一式」というように記載されることがあります。いわゆるどんぶり勘定の見積もりです。

    このように記載されていたなら、必ず内訳を求めましょう。ブロック塀を設置する際に必要な施工項目は次の通りです。

    項目 詳細
    堀削工事(土工事) 基礎のための土掘り費用と埋め戻し費用
    既存構造物撤去工事 既存ブロック塀の取り壊し費用と廃材処分費
    コンクリート基礎工事 ブロック塀の基礎工事費用
    ブロック塀工事 ブロックの値段と積み上げる作業費
    その他の追加工事 モルタル化粧仕上げなど通常の工事以外に発生する費用
    設計・デザイン 知的料金がかかるケース有り
    運搬費 残土処分費(車両台と運転手のコストを含む)
    諸経費 搬入費や消耗品、パーキング代、燃料などの諸費

    こちらから要求してもこの見積もり内訳が出て来ない業者だと、あまり信頼がおけない業者だといえます。その場合は、別の業者に依頼することを考えたほうがよいでしょう。


    6. ブロックは通販でなく直接購入が正解

    ここまで、ブロックの特徴と種類、規格、価格、注意点について解説してきました。

    コンクリートブロックはネット通販で購入すると割高になってしまうので、ホームセンターでコンクリートブロックを購入することをおすすめします。

    また、DIYでブロック塀を作るのは安全面で懸念が残ります。できることなら、専門業者に依頼しましょう。