土間コンクリート工事価格の相場は?見積書を理解して費用を抑えよう

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土間コンクリート工事価格の相場は?見積書を理解して費用を抑えよう

条件によって大きく金額が変わってしまう土間コンクリートの工事を、ただ業者の言いなりになるのではなく、少しでも価格を抑え質の良い土間コンクリートを提供してもらうために気をつけるべきことなどを説明します。

Point
  • 土間コンクリート工事について知る
  • 必ず相見積もりをとり、費用や工事内容を検討
  • 費用を抑える方法を確認
  • 業者は安さを売りにしているところではなく、専門業者へ





1. 土間コンクリート工事とは

1.1. 土間コンクリート工事とは

土間コンクリート工事とは、セメントで砕石・砂を結合させたコンクリートで床を平坦に施工する工事のことです。床を平坦にするというと道路をイメージされるかもしれませんか、道路の場合はアスファルトで固めているものですので、同じように道を平坦にするといってもこの二つは別のものです。

土間コンクリートの床というとガソリンスタンドの床や駐車場などを想像していただければわかるかと思いますが、一口に土間コンクリートと言ってもガソリンスタンドの床や駐車場のような灰色のものだけではありません。

最近では、土間コンクリートの上に色の付いた粉を散布したカラーコンクリートなどもあるので、家の外観や庭とのイメージに合わせて様々な使われ方をしています。

1.2. 土間コンクリートは、どのような場所に施工するの?

土間コンクリートは、車の重さにも耐えられるほど耐久性が高いので主に駐車スペースや門から玄関までのアプローチなどに使われます。

他にも、裏口周りの台所などに面した庭の一部で物干しなどを置くサービスヤードや、犬走と呼ばれる建物の軒下の外壁周辺部に雨などの汚れが建物に跳ね返ったり、雨水が建物に侵入しないように「犬が通れるくらいの幅」で土間コンクリートを施工したりと様々な場所で使われています。

1.3. 土間コンクリートの仕上げ方法

小手仕上げ

小手仕上げは、生コンクリートを流し入れ、ある程度均等にしてから、コンクリート表面を左官屋さんが『コテ』を使って凹凸のない平らなツルツルの面に仕上げる方法です。

この方法で仕上げると、ホコリやごみなどを掃きやすく掃除がしやすいといったメリットがありますが、反面、ツルツルで滑りやすいので雨や雪の日などはかなり危険です。さらに、仕上げのムラが出やすいです。

刷毛引き仕上げ

刷毛引き仕上げは、小手仕上げをした後に、刷毛を使って細かなザラザラ模様を入れる仕上げ方法です。

この方法で仕上げると小手仕上げのように雨や雪でも滑りにくくなります。しかし、細かな溝があるためホコリなどの掃除がしにくいといったデメリットがあります。

1.4. 土間コンクリートにすることのメリット

除草効果

最近は、様々な雑草対策の方法がありますが、いくら対策を講じてもなかなか雑草は、無くなってくれません。しかし、土間コンクリートで地面を完全に覆ってしまえば、そう簡単に雑草が貫通することができないので、除草に悩まされることが減ります。

バリアフリー効果

家庭に車椅子が必要な方などがいると砂利道や凸凹道より、土間コンクリートで地面の凹凸をなくした方がスムーズに出入りができます。バリアフリー効果も期待できます。スロープなどにも最適です。

足元の汚れ防止

土地のままの地面の場合、どうしても靴が泥だけになってしまいます。しかし、土間コンクリートにすることで、水たまりやぬかるみがなくなるので、足元の汚れ防止になります。

 


2. 工事費用は1平米あたりで算出される

2.1. 内訳が細かく記載されている見積もり書を出してもらおう

土間コンクリートの工事費用は、1平米あたりで算出されますが業者に見積もりを依頼した時に1平米あたりの金額しか言わない業社は避けた方がいいです。と、いうのも「1平米あたりの金額」だけでは、その内訳が分からないからです。

このような金額の表示しかしない業社は、作業手順を省いたり、無駄なオプション工事を行って多額の請求をする可能性が高いです。手抜き工事を指摘したとしても見積もり書にのっていないとか、追加工事になるので別に料金がかかるなどと言われ、料金が高くなる可能性があります。

土間コンクリートの見積もり書は、きちんとした業者の場合だと細かく書いてあるので、どのような作業をどれくらいの量を行うのか分かります。そのような見積もり書だと施工方法もわかりますし、他社と比較しやすいので安心できます。

2.2. 土間コンクリート工事の費用の相場

土間コンクリート工事の費用は、施工する面積の広さや、使う材料、目地の有無などの条件や、地域的な相場や施工業者によって違ってきます。駐車場1台分などの施工面積が狭い場合などはさらに単価が高くなりますが、おおよその相場は下記の通りです。

1平米(㎡)あたりの相場は、8,600円~11,400円程度(坪あたり 28,380円~37620円)、少し多めに見積もるなら1平米(㎡)あたり10,000円~18,000円程度(坪あたり 33,000円~59400円)です。

2.3. 無駄な作業がないか確認する

細かく内訳を出してもらっても内容が分からなければ検討できません。工事の大まかな施工方法を知った上で、どのような費用が必要か、また、その作業が相場にあった価格か確認しましょう。

2.4. 仕様素材

ワイヤーメッシュや鉄骨の種類など、どんな素材を使って施工するのか確認しましょう。使用する素材や量によって金額が変わります。

2.5. 目地の有無

土間コンクリートは、温度によって伸縮します。そのため均一に施工してしまうと膨張したコンクリートが溢れてしまいひび割れなどが発生してしまいます。これを防ぐためにコンクリートが膨張した時の逃げ場として伸縮目地という溝を設けます。

この溝は、コンクリートとは違う素材を差し込むことができるので、芝生などの植栽や、タイル・レンガ・砂利など好みでデザインできますので、ここに使う素材によって金額も変わります。

2.6. 施工にかかる価格

施工にかかる費用は、上記のようにコンクリートの厚さや使う素材、目地をつくる必要があるのか、ある場合どんな素材を使うのかなどで変わります。さらに、作業の時に作業に使う車が入れるかどうかなどの、一見、些細に見える条件でも価格は大きく変わります。

このような価格の違いの他に土間コンクリートの価格は、地域的な相場もあり、さらに施工会社によっても違うので見積もり書をしっかり確認しましょう。


3. 工事内容を知り見積りの比較検討をしよう

工事内容が分からなければ見積もり書を把握することは難しいです。業者の言いなりにならずに、きちんとした工事の施工を行ってもらうためにも工事内容を理解しましょう。

3.1. 工事の大まかな手順

丁張

「丁張」とは、施工を行う前に、その施工を行う正確な位置や高さを決め、正確な位置を示す目印などを作成する作業です。価格の相場は、「丁張」を行う現場によって規模や作業条件が異なり、それに合わせた工事費用になっているため素人では金額が適性か判断することはできません。

掘削

「掘削」とは、コンクリートそのものに厚みがあるため、仕上がりの高さから算出して土を掘り下げる作業を行います。作業の多くは重機(ユンボやショベルカー等)を使用して行いますが重機の料金は、別の項目に記載されていることが多いです。

「堀削」の相場は、1平米あたり600円~1000円くらいです。

残土処分

「残土処分」とは、もともと土があった場所に砕石やコンクリートを設置することになるので、掘削で堀ると余分な土が発生します。(これを、建設残土や発生残土と呼びます。)その土を処分することです。

土間コンクリートの施工で、この残土処理費が曲者になります。堀った土は、法令に則り、地域指定の処理場で廃棄を行うことになるからです。工法や現地の状況によって量や単価が変動するため素人が判断するのは難しい項目です。地域によって変わるため相場もかなり幅があります。

「残土処分」の相場は、1平米あたり500円~3000円くらいです。

砕石敷き

「砕石敷き」とは、土間コンクリート施工後の沈下を防ぐため、または、施工面を均一に平坦にするために砕石と呼ばれる砕いた石を敷き詰め、機械で地面を叩いて締め固める作業までを言います。土間コンクリートを施工する時の砕石の標準的な厚みは10㎝です。

「砕石敷き」の相場は、1平米あたり800円~1200円くらいです。

土間砕

「土間砕」とは、生コンクリートをせき止めるための枠の設置をすることです。施工する形状の型枠を設置します。

「土間砕」の相場は、高さ10㎝で1平米あたり800円~1000円くらいです。

ワイヤーメッシュ敷き

「ワイヤーメッシユ敷き」とは、型枠の中に温度変化に伴う伸縮によって土間コンクリートのひび割れなどを防止するために、ワイヤーメッシュや溶接金網という網状に組まれた鉄筋を敷き並べることです。

「ワイヤーメッシユ敷き」の相場は、太さ6㎜として1平米あたり800円~900円くらいです。

生コン打設

「生コン打設」とは、コンクリートミキサー車やトラックで運搬したコンクリートを枠の中に流し込む作業です。この時、厚みを確保できるように、コンクリートをあらかじめ設定した高さ通りに均していきます。

コンクリートの品質の違いや水の割合などで仕上がりに違いが出ます。悪徳業者の場合、材料費を少なくするためにコンクリートの厚みを少なくすることがありますので注意しましょう。コンクリートの厚みが少ないと、ひびが入ったり割れたりします。

土間コンクリートの標準的なコンクリートの厚みは、砕石と同じ10㎝程度です。

「生コン打設」の相場は、1平米あたり2,500円~4,000円くらいです。

仕上げ

生コンクリート打設終了後、流し込んだコンクリートを職人さんがコテで平らに均していきます。この作業によって仕上がりに差が出ます。1~2回均しただけでは、コテの跡が残ってしまったり、見た目がキレイでなかったりするので、できれば4~5回、最低でも3回は均してもらえるようお願いしておきましょう。印毛引き仕上げなどの表面加工は、コンクリートが固まる直前に行います。

気温などの条件により異なりますが、コンクリート打設後1~3日で表面が固まります。一般的には、コンクリートを均して仕上げてから2日後くらいにコンクリート硬化を確認してから型枠を外します。さらに駐車場として車が乗り入れられるようになるまで1週間ほど出来上がった部分が傷つかないように保護します。

「仕上げ」の相場は、1平米あたり400円~700円くらいです。

3.2. 工事内訳が詳細な見積もりか確認

業者に見積もりを依頼した時、工事内容が詳細に記載されているものほど良い見積もり書だといえます。一式のみの見積もりしか出さない業社は避けましょう。さらに、見積もり書の中に砕石やワイヤーメッシュなどの記載がきちんとあるか確認してください。これらの記載がない場合、手抜き工事をされる可能性があります。

4. 費用を抑えるために覚えておきたいこと

4.1. 専門業社に依頼しよう

土間コンクリートの工事を依頼する業者を選ぶ時には、安さだけを売りにした業者は避けましょう。このような業者は、通常より安い分、作業工程を減らして仕上がりの悪い土間コンクリートを提供される可能性が高いです。

それなら価格が高いところを選ぶしかないのかと思われてしまうかもしれませんが、そういうわけではありません。例えばハウスメーカーや工務店、ホームセンターなどの場合、自分たちで施工せずに下請けに流すところが多いのでマージンを搾取していることが多く、適性価格よりハウスメーカーで3割、工務店などでも2~2.5割り程度割増の料金を取られる可能性があります。

基本的に現場管理費などの諸経費をとる業者は安くありません。よい業者の場合、この項目を全く取らない業者もあります。仮にとる業者であっても管理費は取らないとか、小経費として請求する金額も工事金額の7%以内という業者が多いです。

このような中間マージンを防ぐためには、自社施工の外構専門会社に依頼するのがベストです。工事を依頼する時にまず、削れるのは諸経費です。このように省くことができる出費を防ぐためにも、きちんと知識をつけて優良業者を見つけてから土間コンクリートの工事を依頼しましょう。

4.2. 費用を抑えるためにできることを考えよう

諸経費の他にも費用を抑える方法があります。

コンクリートの量を減らす

これは、ただコンクリートを減らして強度を下げましょうという話ではありません。強度は変えずに、本当に必要な部分にだけコンクリートを施工するという事です。コンクリートを敷く面積を少なくすることで費用を抑えることができます。

デザインをシンプルにする

おしゃれではありますが、複雑な形状の土間コンクリートにしようとすると複雑な分、手間がかかるため費用が高くなります。飛び石のようにいくつかに分かれているデザインより、シンプルなデザインにすることで費用を抑えることができます。

4.3. 見積もりは複数社から

土間コンクリートの工事を依頼しようと考えた場合、一番気になるのは価格かと思います。施工をきちんと行ってくれることはもちろんのこと、少しでも金額を抑えられるように、1社だけから見積もりを取るのではなく複数社から見積もりを取り比較検討することが大切です。比較検討することで適性な価格が見出しやすくなります。

見積もりの依頼をする時のポイントは、条件を変えないことです。土間コンクリートは、条件が少し変わるだけで金額も変わりますので、少しでも違う内容で依頼すると正しい比較ができません。そして、見積もり書の記載を細かく書いてくれる親切な業者を選びましょう。

一括見積もりをするなら「ナコウド」へ相談してみましょう。


5. まずは自社施工の業者から見積りをとろう

依頼のしやすさからあまり調べずに大手のハウスメーカーや工務店、ホームセンターに頼もうと思いがちですが、土間コンクリートの工事の依頼は、先ずは自社施工であることの確認をしてから数社、見積もりをとりましょう。細かく丁寧で親切に見積もりをしてくれる業者なら信用できます。

5.1. エクステリア工事で一括見積もりができるナコウド

土間コンクリートの業者選びには、まずは数社、まとめて簡単に一括見積もりができる「ナコウド」へ。色々な会社に、何度も同じことを伝える手間が省けます。ぜひ、ご利用ください。