外構工事の種類とは?重要なフェンスの種類や設置のポイントまで紹介

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外構工事の種類とは?重要なフェンスの種類や設置のポイントまで紹介

家造りには知識と計画が必要です。知識と計画が無いと、頭に描いていたイメージと、大きくかけ離れた家を造ってしまう可能性があるからです。

外構部分も同様で、知識と計画が無いと、業者に的確な依頼が出来なくなってしまいます。特に、外構工事にはいくつかの種類があり、それによって雰囲気も変わってしまうので、種類についての用語の理解とイメージ化が非常に大切になります。

そこで、ここでは以下の点について解説します。

  • 外構工事の種類
  • 外構の種類を決める上でのポイント

これをしっかりと理解すれば、イメージする外構工事を業者にうまく伝えられる様になります。

Point
  • 外構工事の種類は「クローズド外構」「オープン外構」「セミオープン外構」の三種類に分けられる
  • それぞれの特性を理解することが重要
  • エクステリア製品の中でもフェンスはこの外構に大きく関わる
  • 機能とデザインをよく考えて選ぶ





1. 外構工事にはどの様な種類があるか


画像:ピクスタ

まずは、外構の種類について紹介します。

外構は大きく分けて、次に挙げる3種類です。

1.1 クローズド外構


画像:ピクスタ

クローズド外構は住宅の敷地まわりを塀とフェンスなどで囲ってしまう外構です。敷地の入り口には門扉が設置されます。

クローズド外構は敷地周囲を囲んでしまうので、プライバシーが高いレベルで確保されます。特に目隠しフェンスを設置すると、敷地の中が見えなくなり、一層プライバシーが守られます。

ただし、プライバシーが確保される一方で、閉鎖的になり、圧迫感を感じやすいです。

尚、クローズド外構でもフェンスのデザインの工夫によって、敷地内を開放的な雰囲気にすることも可能です。


1.2 オープン外構


画像:ピクスタ

オープン外構は塀やフェンスで家をあまり囲わない外構です。そのため、家のまわりを開放的な雰囲気にすることが出来ます。

使うアイテムとしては機能門柱を中心としたエクステリア製品で、門扉はあまり使いません。

また、フェンスも開放的なデザインの物を使い、目隠しタイプはほとんど使わずに外構を造ります。

オープン外構は開放的な雰囲気を重視した外構と言えます。しかし、住宅の向きや窓との兼ね合いを考えないと、室内が敷地外から丸見えになってしまいます。そのため、家の向きや道路との位置関係について注意が必要です。


1.3 セミオープン外構


画像:ピクスタ

セミオープン外構は、クローズド外構とオープン外構の中間と言える外構形態です。開放的な雰囲気とプライバシーの確保の両立が出来る点が特徴です。

セミクローズド外構の特徴は、ケースに応じて門扉やフェンスなどを使い分ける点です。

例えば、窓まわりなどのプライバシーにかかわる部分に門袖やフェンスを設置し、その他の部分をオープンにする、といった具合です。

2. ポイントは塀とフェンス


画像:ピクスタ

これら3つの外構の形態に大きく関わるエクステリア製品はフェンスであると言えます。

というのも、フェンスは敷地を仕切るために設置する重要なアイテムで、特に需要も高いです。

そこで、ここではフェンスに焦点を当ててご紹介したいと思います。


2.1 塀とフェンスで雰囲気が変わる

まず覚えておきたいのが、塀とフェンスによって、庭まわりの雰囲気がガラリと変わる点です。

フェンスは敷地の周辺と仕切る目的で設置されますが、その形状やデザインにより、家からの景観を大きく変えてしまいます。

例えば、メッシュフェンスの様に、フェンスの向こう側が見える物の場合では、家から周囲が見渡すことが出来るため、開放的な雰囲気になります。逆に、目隠しフェンスの様なタイプであれば、敷地の外までは見えないため、雰囲気も違って来ます。


2.2 塀とフェンスの高さ

外構の雰囲気は塀やフェンスの「高さ」にも大きく関係します。

エクステリアのカタログを見ると、フェンスは高さが600㎜クラスの物から2mレベルの物まで揃っています。

当然ながら、高いフェンスを多用している場合は、外構の空間がクローズになり、高さの低い物を使えば開放的になります。


2.3 デザインの重要性

フェンスのデザインは様々です。直線を基調としたシャープな物、曲線を多用した工芸品の様な物、あるいは柔らかい風合いのウッド製品や、シンプルなスチールメッシュもあります。

そして、これらのフェンスはデザインのバリエーションが多彩で、そのパターンによっても外構部分の雰囲気を変えます。

例えば、曲面を多用したデザインの物ならば柔らかい雰囲気を造りますし、シャープなデザインを使えば重厚な雰囲気となります。


2.4 色と明るさ

フェンスの色も様々で、白を基調とした明るい物や、黒やブラウン系の落ち着いた物などがあります。

また、素材にもよりますが、単なる塗装では無く、アルミの金属光沢を全面的に出した物もあります。

これらは、色によっても設置するスペースの雰囲気を変えてしまいます。

例えば、白を基調とした色であれば、全体を明るくまとめますし、黒ベースの色であればシックにします。

また、フェンスの素材にもよりますが、表面がフラットの物もあれば、ゴツゴツしたテクスチュアの物もあり、それによっても雰囲気を変えます。


3. フェンスの種類と費用の相場について


画像:ピクスタ

さて、外構を考える上でフェンスが重要なポイントであることは分かったと思います。

そこで、ここではフェンスについて説明します。住宅の外構工事用のフェンスは、デザインだけでなく素材などでも分類することが可能です。

素材による分類は、フェンスのデザインパターンや質感をも決めるため、実は重要なのです。

フェンスの種類としては、「アルミ形材」「アルミ鋳物」「樹脂」「スチールメッシュ」がメインです。それぞれについてご説明します。


3.1 アルミ形材フェンス


画像:三協アルミ


アルミ形材フェンスは、アルミニウム合金押出形材をネジなどで組み合わせて作ったフェンスです。軽くて耐久性も良く、しかもサビにくい特徴があります。

アルミニウム合金押出形材とは、アルミサッシの材料ともなる素材です。アルミはある一定の温度まで加熱すると柔らかくなります。この柔らかくなった状態のアルミを、「ダイス」と呼ばれる型を使って、トコロテン状に押し出して製造します。

アルミ形材フェンスは、その独特の金属光沢により、シャープで直線的なデザインがメインとなります。そして、現場での切り詰めなどの加工も比較的容易です。

ただ、アルミ形材は曲げる加工が難しく、曲線を基調とするデザインは基本的にはありません。

尚、アルミ形材フェンスの費用の相場ですが、サイズや納まりにもよりますが、1m当たりの長さで1~1.5万円くらいとなります。


3.2 アルミ鋳物フェンス


画像:Amazon


アルミ鋳物フェンスは、熱で溶かしたアルミニウムを砂で作った鋳型に流し込んで造るフェンスです。アルミ形材フェンスとは違い、重量もあります。

アルミ鋳物フェンスの特徴は、その重厚感と工芸的な質感です。また、アルミ形材フェンスとは違って曲線的なデザインが可能です。直線的な格子デザインでも曲線メインのデザインでも制作可能なので、庭の雰囲気を多様にドレスアップ出来ます。

ただし、鋳物なので、鋳型の都合から、特注は難しいです。

尚、アルミ鋳物フェンスの費用の相場はデザインなどにもよりますが、大体1m当たりで2~3万円くらいになります。


3.3 ウッドフェンス


画像:大分ウッドデッキ・エクステリア工房


ウッドフェンスは天然木の持つ温かさと柔らかさの雰囲気で、人気の高いエクステリア製品と言うことが出来ます。特にウッドデッキなどとのコーディネイトが出来るので、ガーデニングを楽しみたい人にはおすすめのアイテムです。

ウッドフェンスは天然素材ということもあり、定期的なメンテナンスが不可欠です。メンテナンスとしては割れやささくれなどの補修と、全体の塗装があります。

尚、ウッドフェンスには、木のパウダーと樹脂を混合した素材もあります。この素材は木の持つ割れやささくれなどが発生しないのが特性です。

費用の相場はデザインやサイズ、そして素材にもよりますが、メートル当たりで大体1~1.5万円となっています。


3.4 スチールメッシュフェンス


画像:ピクスタ

スチールメッシュフェンスはスチール線材から作った溶接金網をベースとしたフェンスで、シンプルなデザインが特徴です。メッシュのため、外観上はそれほど強く無い様にも見えますが、構成しているスチール線材が非常に強いため、フェンス全体の強度は確保されています。

メッシュフェンスはスチール製なので腐食の問題がありますが、メッシュの線材に亜鉛メッキ加工しているため、強度を損なうまでの腐食は起こりにくく、長い期間利用することが出来ます。

尚、メッシュフェンスはコストパフォーマンスに優れます。メートル単価が相場で大体7千円~1万円くらいです。

フェンスの種類についてもっと詳しくはこちらをご覧ください。


3.5 エクステリア製品の費用の相場について

エクステリア製品の購入の際に気になるのが費用の相場ですが、実は相場は意外に変わりがちです。と言うのも、エクステリア製品は結構モデルチェンジがあり、古いタイプのものはすぐに値引き販売が行われるからです。

また、商流や出荷数量によっても違いが出て来ます。例えば、外構工事業者の出す見積もりとホームセンターのチラシの価格が違う場合などがそれに当てはまります。

購入したり、業者に依頼する場合は事前にしっかりとチェックしましょう。

フェンス設置にかかる工事の費用相場についてはこちらをご覧ください。


4. まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は外構工事の種類と、外構では特に需要の高いフェンスについて紹介しました。

これにより、各外構工事のイメージが掴めたと思います。また、フェンスのバリエーションの幅なども分かっていただけたことと思います。

外構工事のイメージの具体化はうまく伝えるのは難しく、業者との打ち合わせもスムーズになりにくいかも知れません。

しかし、今回ご紹介した内容を読めば、業者との打ち合わせの際に「オープン外構でスチールメッシュでシンプルにまとめたい…」などと、スムーズにオーダーを掛けることも出来る様になります。

是非とも外構における知識を深め、満足の行く家造りをしましょう。

エクステリアはただでさえ考える機会が少ない上に、特殊な用語が多く、経験の浅い方にはとっつきづらいものです。

本記事をご覧になった方は、下記の記事も併せてお読みいただくと、より踏み込んだ内容まで理解できると思いますので、ぜひ色々読んで参考にしてみてください。

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