【外構工事】ウッドデッキの設置価格は?〜相場・算出方法・見積書を公開〜

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【外構工事】ウッドデッキの設置価格は?〜相場・算出方法・見積書を公開〜
Point
  • ウッドデッキとは、建物の前に地面より一段高く設置される木製のテラスのこと。
  • ウッドデッキを新設・増築するのにかかる費用の価格相場は、一般的に、15万円〜45万円程度と考えておくのが無難。
  • ウッドデッキの設置工事にかかる費用の価格相場は、①本体価格、②施工費用、③諸経費の合計額として算出される。
  • ①本体価格の相場は5万円〜35万円、②施工費用の相場は10万円前後、③諸経費の相場は1〜2万円。
  • ウッドデッキの選び方や業者選定にお困りの際は、「エクステリアのナコウド」を無料でご利用ください。



1. ウッドデッキとは?

ウッドデッキとは、建物の前に地面より一段高く設置される木製のテラスのことです。

ウッドデッキは、住宅のリビングルームと庭をつなぐ拡張空間として使われる他、公園やショッピングセンターの広場、ボードウォークと呼ばれる歩道用に木材を敷き詰めたものなど、私たちの日常に溶け込んでいるエクステリアと言えます。

テラスはもともと古フランス語で「盛り土」を意味する言葉で、庭や道などのうち、少し高さがある台のようになっている箇所のことです。

このうち、洗濯物干し場やペットの放し飼いスペース、バーベキューなどの趣味の場などとして、建物にあったおしゃれな雰囲気をもたせるためにつくられた、木材を組み合わせた高床のことをウッドデッキと呼んでいます。

ウッドデッキは開放的なオープン外構のエクステリアと相性が良いため、近年、リフォームのみならず、新築住宅でウッドデッキの併設を希望する方も多くいらっしゃいます。

以下では、そうしたウッドデッキの設置価格について、順にみていきましょう。

2. ウッドデッキの設置価格は15万円〜45万円が相場!(一般的な条件での概算)

外構工事でウッドデッキを新設・増築するのにかかる費用の価格相場は、一般的に、15万円〜45万円程度と考えておくのが無難でしょう。

「一般的に」「無難」と表現しているのは、ウッドデッキの種類、メーカー、サイズ、オプションの有無など、どんな条件での新設・増築工事かによって、当然、費用も大きく変わってくるからです。(この点に関しては、詳しく後述します)。

ここでは、一旦、次の条件での概算(→施工費込みで30万円程度)としました。

  • メーカー:YKK ap
  • 商品名:リウッドデッキ200
  • 木材:リウッド(再生木を利用した人工木材)
  • サイズ(面積):9.72㎡(間口:2間=約3.6m/奥行:9尺=約2.7m)
  • 既存のウッドデッキ:無し(=新設)
  • オプション:無し

(出典:YKK ap WEB CATALOGより)

3. ウッドデッキの設置価格はどうやって決まる?(金額の算出方法)

大まかな費用相場が掴めたところで、次は、ウッドデッキの設置価格がどのようにして決まっているかを理解しましょう。

価格の算出方法を理解することには、2つのメリットがあります。

  • 比較検討の際に、自分で条件を変えながら、ざっくりとシミュレーションができるようになる
  • 業者からおかしな見積もりを出された際に違和感をもつことができるようになる

特に、後者のメリットはとても大切なことです。

外構工事には決まった定価や相場があるわけではないため、「価格が安すぎて怖い」「不透明に金額が高い」といった感覚を少しでも持つことができると、悪徳な業者に騙されるリスクを減らすことができます。

ウッドデッキの設置工事にかかる費用の価格相場は、次の3つの合計額として算出されます。

  • ①本体価格
  • ②施工費用
  • ③諸経費

①本体価格は、主に木材とサイズの影響を大きく受け、10万円〜70万円程度まで大きくバラつきます(同じ木材、同じサイズであればここまでバラつくわけではありません)。

ただし、これはあくまでメーカーの希望小売価格をもとにした本体そのものの定価の話です。

実際に工事を行う際には、エクステリア工事業者による大幅な割引があり、施主が支払う金額は5万円〜35万円程度におさまることが多いでしょう。

②施工費用は、本体の取り付けにかかる費用が大半を占めており、業者にもよりますが、一般的には10万円前後を見ておくと良いでしょう。

なお、本記事では新設工事を前提として考えていますが、上図の通り、リフォーム工事(ウッドデッキの交換)の場合は、すでに設置してあるウッドデッキを撤去する費用が別途かかってくる可能性があるため、注意が必要です。

③諸経費は、作業車のガソリン代、作業両の償却費、近隣対策・駐車場料金、高速道路料金、図面作成、労務管理費、保険料、通信費、雑費、といった、施工にかかる諸々の細かい費用をまとめたもので、一般的には1〜2万円とされることが多いでしょう。

こうした費用は、ウッドデッキの設置工事に限ってかかるものではなく、およそ「工事」と名のつくものには基本的にかかるものです。

そのため、あまり目くじらを立てて気にすることではなく、本記事でも一つ一つを細かくは解説しません。

とはいえ、ウッドデッキの設置工事の場合、他のエクステリアよりも価格算定が比較的シンプルなので、「諸経費はざっと1〜2万円」と覚えておくとご自身でも予算を立てやすいので、参考までにご紹介しました。

それでは、次に、①本体価格についてより詳しくみていきましょう。
(②施工費用と③諸経費は、特に細かく説明すべき点はないので、本記事では割愛します。)

4. ウッドデッキの本体価格相場は何で決まる?

4.1 木材

木材によって、耐久性や費用・価格に大きな違いが出るため、どのような木材を選ぶかが、ウッドデッキの新設やリフォームにとって非常に重要な要素です。

ウッドデッキに用いられる木材は、住宅用には加工しやすくDIYにむいているウェスタンレッドシダーの他、同じソフトウッドのサイプレスやSPF、熱帯雨林産の高耐久性ハードウッドであるイタウバ、イタウバフィエラ、ウリン、イペ、セランガンバツなどです。
(いきなり専門用語をたくさん紹介しましたが、現時点でこうした名前を覚える必要はないので、ご安心ください。)

また、こうした天然木に代わり、近年では、樹脂などを注入することで耐久性等を高めた特殊加工木材(エンジニアリングウッド等)など、いわゆる人工木材が使われる機会も増えてきています。

▼木材簡易比較表
木材名
ソフトウッド材
ハードウッド材
人工木材
イメージ
原料
針葉樹

(※硬くても針葉樹であればソフトウッド)
広葉樹
木粉+プラスチック樹脂
メリット
  • 柔らかくて加工がしやすい
  • ハードウッドよりも安い
  • 木肌の肌触りがソフト
  • 高耐久、メンテナンスフリー
  • 天然木ならではの暖かみ
  • 施工後の木材収縮が比較的少ない(ものが多い)
  • 高耐久、メンテナンスフリー
  • 環境負荷が少ない
  • 品質が均一
デメリット
  • 腐りやすい(ものがある)
  • ソフトウッドよりも高価
  • 天然目の風合いに劣る
代表木材
レッドウッド、ウエスタンレッドシダー、SPF材、サイプレス
ウリン、イペ、セランガンバツ、クマル、イタウバ、マニルカラ
-
写真の出典
ウッドデッキの種類と作り方|DIYの製作「ソフトウッド材 – 柔らかくて加工がしやすい針葉樹の木材。低価格が特徴。」

上表の通り、本体価格の高さで言えば、

  • ハードウッド材≧人工木材>ソフトウッド材

と言えるでしょう。

ただし、「この種類だからいくら!」「この木材の定価はこれ!」と一概にいうのは難しいため、実際の検討時には、

  • 耐久性をどこまで求めるか?
  • 見た目に天然の雰囲気を求めるか?

の2点をまず先に考えて種類を選び、その中から予算に合わせて具体的な木材を選ぶ、というのも一つのやり方です。

とはいえ、初心者の方にとっては、ぱっと見ではその違いがわかりにくい部分もあるでしょう。

そのため、DIYでの新設やリフォームをお考えの場合、よほど慣れた方でない限り、ひとまず専門家に相談してみることをお勧めします。

4.2 ブランド

木材に大まかな目星がついたら(もしくは考えてもわからなければ)、エクステリアの専門業者に相談しつつ、具体的な商品のブランドを決めましょう。

本記事では、ウッドデッキの3大メーカーと言われる、YKK ap・LIXIL・三協アルミ、の代表的なウッドデッキとそれらの価格を簡単にまとめてみたので、参考にしてください。

ブランド
メーカー
イメージ
希望小売価格
リウッドデッキ200
(Sタイプ 基本セット 間口:1.5間 奥行:6尺)
YKK ap ¥257,472(税込
ひとと木2
(標準柱 基本セット 間口:1.5間 奥行:6尺)
三協アルミ ¥271,955(税込)
樹ら楽ステージ
(標準タイプ 束柱A(調整なし) 基本セット 間口:1.5間 奥行:6尺)
LIXIL ¥245,268(税込)
レフトステージ
(ロングタイプ(幕板B) 束柱A(調整なし) 基本セット 間口:1.5間 奥行:6尺)
LIXIL ¥245,301(税込)

4.3 サイズ

サイズとは、文字通り、設置するウッドデッキの「間口(幅)× 出幅(奥行)」のことです。

メーカーのホームページなどをみると、間口は「間(けん)」、出幅は「尺(しゃく)」という長さの単位で表現されていることがありますが、それぞれ「1間=約1.8メートル」「1尺=約30センチメートル(0.3メートル)」とざっくり理解していれば問題ありません。

(建設関係の業界では、間や尺といった単位や、長さをミリメートルで表すことなど、独自の慣習があるのですが、一般の方には普通の表現で説明してもらえることが通常なので、あまり気にしなくて大丈夫です)


↓出幅(奥行)/間口(幅)→ 1間(約1.8メートル) 1.5間(約2.7メートル) 2間(約3.6メートル) 2.5間(約4.5メートル)
3尺(約0.9メートル) 約0.9畳 約1.3畳 約1.8畳 約2.2畳
4尺(約1.2メートル) 約1.2畳 約1.8畳 約2.4畳 約3畳
5尺(約1.5メートル) 約1.5畳 約2.2畳 約3畳 約3.7畳
6尺(約1.8メートル) 約1.8畳 約2.7畳 約3.6畳 約4.5畳
7尺(約2.1メートル) 約2.1畳 約3.1畳 約4.2畳 約5.2畳
8尺(約2.4メートル) 約2.4畳 約3.6畳 約4.7畳 約5.9畳
9尺(約2.7メートル) 約2.7畳 約4畳 約5.3畳 約6.7畳
10尺(約3.0メートル) 約3畳 約4.5畳 約5.9畳 約7.4畳
11尺(約3.3メートル) 約3.3畳 約4.9畳 約6.5畳 約8.2畳
12尺(約3.6メートル) 約3.6畳 約5.3畳 約7.1畳 約8.9畳

上表のように、例えばYKK ap社のウッドデッキであれば、間口は1間/1.5間/2間/2.5間、出幅は3尺〜12尺の中から選ぶことができます。

また、それらを掛け合わせた広さは、畳で換算すると大体上の通りになります。

一般的に、ウッドデッキのサイズは、5㎡〜15㎡の範囲に収まることが多いでしょう。

用途にもよりますが、例えば「家族4人で休日にバーベキューを行いたい」といった方であれば、10㎡程度の広さがあれば良いかと思います(その場合、上表で言えば、間口が2間、出幅が9尺で、約5.8畳の広さになります)。

ただし、実際には、ご自宅の敷地の広さや障害物の有無等の要素もかかわってくるため、検討する際には、まずはご自身で大まかなサイズを考えた上で、必ず業者に現地調査にきてもらい、正しく広さを計測してもらうようにしましょう。

4.4 オプション

ウッドデッキは、単体では、テラスの役割を果たす木製の高床です。

そこに、ステップやフェンスなどのオプションをつけることで、エクステリアとしての機能を拡張させることができます。

ウッドデッキ設置工事のオプションは、主に、次の3パターンです。

(なお、ここでは、本記事の例として取り上げたYKK apのリウッドデッキに関するものを紹介します)

オプション
イメージ
概要
価格
ステップ
  • ウッドデッキは庭から少し高いところにあるため、お子様やご高齢の方が利用する際に便利
  • 写真のようなシンプルな「踏み台」から、ウッドデッキ自体を複数段に重ねているものまである。
数万円〜
フェンス
  • ステップと同じく、お子様やご高齢の方が利用する際の転落防止目的で設置されたり、洗濯物干し場として空間を区切るために使われることも。
  • 写真のような簡易的なフェンスから、周囲からの目隠し機能をもたせたハイパーテーションまで幅広くある。
数千円〜
(※フェンスは長さを細かく調整できるため単価が安い)
門扉
  • ウッドデッキの外周をフェンスで囲った際の出入り口として、ステップなどと一緒に設置される。
  • 写真のような囲いであれば、ペットの放し飼いスペースとしても活用できる。
数万円〜

オプション価格は、どこまで仕上がりにこだわるかで大きく異なりますが、最低限の機能をつけるだけであれば、数千円〜数万円程度を本体価格に追加すれば良いでしょう。

実際には、ウッドデッキ単体で考えるのではなく、他のエクステリアを含めた生活の動線をもとにプランを立てた方が良いので、いきなりオプションのことを考えるのではなく、まずはウッドデッキ本体を決め、それから施工業者と相談するようにして下さい。

5. ウッドデッキの設置費用の見積もり事例

ウッドデッキの設置費用について理解できたところで、次は、実際の見積もりでどのように反映されているか、実例を見てみましょう。

本記事では、以下の2つのパターンの見積書をご紹介します。

  • A:ウッドデッキの取り付け+手すり取り付け工事
  • B:リウッドデッキ(YKK ap社の商品名)取り付け工事

※以下の見積もりはエクステリアナコウド加盟業者より提供頂いたものです


A:ウッドデッキ+手すりの取り付けで、252,000円


B:ウッドデッキの取り付けで、297,000円

6. ウッドデッキの設置工事で費用金額を損をしないために

いかがでしたでしょうか?

本記事で見たように、一口に「ウッドデッキの設置工事」といっても、施工条件や建物の状況などによって金額が大きく変わってくることと、その構造をお分かりいただけたかと思います。

そして、外構工事は、こうした構造をもちやすいために、次のような、消費者にとって不利な問題が起こりやすい業界でもあります。

  • 定価がなく、ごまかしがききやすいために「安かろう悪かろう」が簡単に起こりうる
  • そのため、同じ外構フェンスの工事でも、業者によって費用にかなり違いが生じる
  • したがって、運悪く質の低い業者に頼むと、費用対効果が悪くなってしまう
  • しかし、一般消費者にとっては、業者の質の見分けはつきにくい

こうした問題を解消するには、工事の費用をはじめとした適切な情報を施主様がしっかりと把握しておく必要があります。

さらに、事前の情報収集だけにやっきになるのではなく、検討の早い段階から、複数の業者の現地調査やヒアリング、プラン提案などを積極的に受けてみるのも、失敗しない工事には欠かせないプロセスだと言えるでしょう。

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