ウッドデッキの塗装はDIYで決まり!長持ちのコツと注意点を解説

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ウッドデッキの塗装はDIYで決まり!長持ちのコツと注意点を解説

部屋と屋外をつなぐ境界に設置するウッドデッキ。テーブルを広げて朝食やティーセットを用意すれば、自宅でもちょっとしたリゾートカフェ気分が味わえ、子どもたちの遊び場にもなるなど、様々な使い方ができる人気のエクステリアです。


しかしウッドデッキは屋外に設置されているため、風雨のせいで思ったよりも早く傷んでしまい、頭を悩ませているオーナーの方も多いのではないでしょうか。

ウッドデッキを長持ちさせるには、塗装をやり直すのが一番です。専門業者に頼んでもいいのですが、ウッドデッキは家の中でも比較的DIYがしやすい部分です。DIYなら費用がはるかに安く済み、塗料やハケなどの道具をそろえておけば、より小まめなメンテナンスが自分の手でできるようになります。

今回は、ウッドデッキをDIY塗装する方法を、塗料選びから塗り方、長持ちさせるコツまで余すところなくご紹介します。

Point
  • タイルは、分類を素材ごとに示すと20種類以上ある(アレス、ヘキサゴンなど)
  • タイルの特徴から住宅にフィットしたタイルを選ぶのが重要
  • 張替えなどDIYにかかる価格は、1枚ごと㎡単位で計算し、業者に頼む場合もおよその費用をあらかじめ算出する



1. ウッドデッキの塗装が大事なワケ


画像:ピクスタ


多くの場合、ウッドデッキには天然木材が使われています。樹脂と木粉を固めた人工木と異なり、天然木材は湿気を吸い、シロアリなどの害虫にも食われてしまうため、どうしても劣化が進みます。ウッドデッキの塗装は、天然木材に湿気を寄せ付けなくさせ、害虫の影響を受けにくくする役割のため塗られています。

アメリカの住宅はウッドデッキのある一戸建てが多いのですが、ハリウッド映画などでウッドデッキを修理しているシーンを見かけたことがあるでしょうか。ウッドデッキの場合、塗料と木材の種類にもよりますが、3~5年で塗り直しが必要になる程度の劣化が進むと言われています。これは家のメンテナンス頻度としてはかなり多い部類に入ります。

3年に1回、毎度業者に依頼すれば最も安心ですが、DIYで自分で塗るほうが経済的です。初期費用はかかりますが、道具をそろえることで小まめなメンテナンスもできるようになり、よりウッドデッキも長持ちします。

2. ウッドデッキをDIYで塗装するには


画像:ピクスタ


続いて、DIYでウッドデッキを塗装する手順をご紹介します。

1. 状態の確認

まず再塗装が必要なウッドデッキの状態を確認しましょう。チェックするポイントは以下の通りです。

  • A.色褪せ
  • B.汚れ
  • C.塗装のはがれ
  • D.木材自体の傷み

A.色褪せ ウッドデッキの色が薄くなってしまったり、目に見えるムラが目立つようになったら、塗り直しを考えましょう。どんな塗装も雨風にさらされれば劣化し、塗料が薄くなったところから木材に湿気が入りこみやすくなってしまいます。

B.汚れ デッキブラシなどで落ちる汚れは掃除で除去できますが、コケやカビなど、木目からウッドデッキを傷める種類の汚れが出てきた場合、やすり掛けや再塗装などの処置が必要です。特にカビは木目の奥深くまで入り込み、木材を中から腐らせていくおそれがあります。

C.塗装のはがれ 木目の奥に入り込む浸潤性の高い塗料ではなく、ペンキのような塗料を塗ったウッドデッキの場合、表の塗装がパリパリと剥げてくることがあります。そのまま上から塗りなおしても下の塗装面が残っていると、更なる塗装の剥げにつながるので、ペンキ等の表面塗装を再び行う場合には注意が必要です。

D.木材自体の傷み ウッドデッキの木材そのものが傷んでいる場合、塗装ではなく修理が必要になってきます。木材で傷みやすいのは、鉄釘を打った周辺の錆や、剥げた塗装部分から害虫などによって食われた場合などが考えられます。

2. 必要な道具


画像:ピクスタ


DIYで塗装する際には塗料や道具が必要です。ホームセンターなどで揃えましょう。

  • 塗料
  • 溶剤
  • ハケ、ローラー
  • 塗料カップ・バケツ
  • マスキングテープ または養生テープ
  • 新聞紙 または養生シート
  • サンドペーパー ハンドサンダー
  • かわすき(古い塗膜を剥がすコテ)
  • 軍手
  • 汚しても大丈夫な服
  • ぞうきん ウェス類(古下着・Tシャツなど)

これらの道具の中で最も重要なのが塗料です。次の項目で詳しく説明します。

3. ウッドデッキ向けの塗料の選び方


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ウッドデッキに使われる塗料は主に2種類に分けられます。1つは木目の奥まで入り込む「浸透タイプ」、2つめはペンキ等のように表面を塗膜で覆う「造膜タイプ」です。

3.1 浸透タイプ

「浸透タイプ」は木目を活かした塗装に向いており、色調もマホガニーやブラウンなど、木の色のものが多く使われています。その名の通り、木目の奥深くまで浸透する塗料で、内側から雨風を防ぐはたらきを持つので、多少のひび割れが生じても造膜タイプの塗料に比べて木材の劣化が防ぎやすいのが特徴です。

また、塗り直しの際に大規模なやすりがけの必要がなく、上から重ねて何度でも塗れるため、後々のメンテナンスも楽です。塗料に迷った場合は浸透タイプの塗料がおすすめです。

デメリットとしては、塗装が保つ期間が短く、造膜タイプの塗装に比べてメンテナンスの頻度は比較的多くなる点です。

3.2 造膜タイプ

もうひとつの「造膜タイプ」は木目を塗膜で覆う塗料で、白やグレーのウッドデッキを好まれるオーナーに人気の塗装です。木材の表面を厚い塗膜で覆う塗装のため、外からの雨風を防ぎます。木目を見せなくする塗装のため、細かな傷があるような木材を塗装する場合には向いた塗料と言えるでしょう。

表面の保護効果が高い点は大きなメリットですが、経年劣化したとき、塗装がパリパリ剥げてきます。古い塗膜を残したまま再塗装すると、古い塗膜から剥がれてきてしまうので、塗り直しの際には必ずやすり掛けをする必要があります。

3.3 Q.塗料は水性と油性、どちらがいいの?

上記の塗料タイプにはそれぞれ水性と油性の種類があります。水性塗料は主成分が水のため、塗料を薄める際にも水を使うことができます。においは少なく乾燥も早いので、小さなお子さんがいる家庭などには向いた塗料です。

いっぽう油性塗料は、塗料を薄める際はシンナー等の溶剤を使います。においが強く、引火性もあるので、使用時には十分な注意が必要です。

使いやすさでは水性塗料に分がありますが、耐久性では油性塗料のほうが勝ります。ウッドデッキのような風雨にさらされる場所で多く使われる塗料としては、油性塗料のほうが多く使われています。

4. ウッドデッキ塗装の手順


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4.1 塗装面をきれいにする

まず塗装するウッドデッキをきれいにします。水洗いだけでなく、表面のコケやカビ、剥がれかけの古い塗膜などがある場合、必ずやすりがけをしましょう。広い面のやすりがけにはサンドペーパーをコテ状にできるハンドサンダーを使うと便利です。ハンドサンダーは1000円前後で購入できるので、サンドペーパーと一緒に購入するのがおすすめです。

4.2 塗らない周囲をしっかりマスキングする

塗る必要がない部分に塗料が広がらないよう、ウッドデッキ付近のサッシのレールや壁面を、テープや新聞紙などを使ってしっかりマスキングします。

4.3 下塗り

いよいよ塗装開始です。1度目の下塗りは「捨て塗り」とも言われるように、ウッドデッキの塗装は必ず2~3回の塗装を行いましょう。塗膜を厚くすることで劣化の度合を遅くする効果があり、より長持ちします。
広い面はローラーで、板の側面やコーナーはハケを使うなど、塗る道具を使い分けると効率よく塗り進めることができます。

4.4 上塗り

下塗りが乾燥したあと、上塗りに入ります。塗装の要領は下塗りと同じです。浸透タイプの塗料を塗る場合、2度目の上塗りは色が濃くなります。塗り終えたら十分に乾かして塗装終了です。

4.5 片づけ

塗装を終えたあと、残った塗料や道具類を片づけましょう。特に塗料や溶剤は蓋を開けたまま放置すると、揮発時の悪臭などが立ち込めます。

カップなどに残った塗料や溶剤は絶対に下水口に流さないでください。塗料が下水管内に固着して詰まるおそれがあるほか、河川や海洋汚染の元になります。不必要な塗料や溶剤は新聞紙や古布などに染み込ませて廃棄し、大量に廃棄する場合は専門の廃棄業者に依頼してください。

5. ウッドデッキ塗装の注意点とコツ


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5.1 1枚ずつ丁寧に塗る

広いウッドデッキを塗る場合、大きなハケやローラーで一気に塗りたくなってしまいそうですが、焦って作業すると、塗り残しや塗りムラが生じやすくなります。1枚1枚丁寧に塗るようにしましょう。

5.2 晴れの日に塗ろう

雨の日や湿度の高い曇りの日は、塗料の乾きが遅く、雨粒などを受けると塗装面が乾燥時に荒れてしまいます。なるべく天気のいい日を選んで塗装するようにしましょう。

まとめ


画像:ピクスタ


いかがでしたでしょうか。
家の壁や屋根などに比べ、ウッドデッキの塗装は家の中でも特にDIYがしやすい部分です。塗る面積にもよりますが、業者に依頼する場合に比べ、3分の1~4分の1ほどの費用で塗り直しができます。なにより、DIYでウッドデッキを塗装するのは意外に楽しいものです。

マーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』では、いたずらの罰としてトムが壁のペンキ塗りをやらされる場面が出てきます。誰かに手伝わせようとしたトムは、鼻唄を歌いながら楽しそうにペンキを塗りはじめました。

それを見ていた友達が「楽しそうだな。ぼくにもやらせてよ」と次々と集まり、宝物をあげるから手伝わせてくれ、と言いだす友達まで現れます。そしてみんなでワイワイとペンキを塗る様子を、トムは寝転がってしめしめと眺めるのです。

そんな風に天気のいい休日に、家族みんなでウッドデッキの塗装をするのもよいですよね。

ただし、DIYは手間や時間は大幅に掛かってしまいます。少しでも塗り残しなどがあった場合はそこから木材が腐っていったり、後々大幅なメンテナンスが必要になり、かえって大幅な費用が必要になってしまいます。

少しでも不安な場合はプロに任せましょう。業者に相談したり依頼するのが最も安心といえます。

エクステリアはただでさえ考える機会が少ない上に、特殊な用語が多く、経験の浅い方にはとっつきづらいものです。

本記事をご覧になった方は、下記の記事も併せてお読みいただくと、より踏み込んだ内容まで理解できると思いますので、ぜひ色々読んで参考にしてみてください。






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