自宅の外構工事はDIYでどこまで出来るの?専門業者との違いとは?

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自宅の外構工事はDIYでどこまで出来るの?専門業者との違いとは?

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ホームセンターなどに行きますとプロの使う材料や工具が容易に手に入ります。これはDIY愛好家にとっては非常に嬉しい状況です。

ところで、そのようなDIY愛好家にとっては、「外構工事をDIYで出来ないか?」と考えている方も多いかと思います。

そこで、ここでは外構工事のDIY施工について取り上げ、ご紹介したいと思います。

本記事がDIY愛好家の皆様方の参考になれば幸いです。

Point
  • DIYで外構工事をする場合のメリット
  • 外構部分各部の工事の内容について
  • DIYでの外構工事の注意点
  • DIYと専門業者との違い





1. DIYで外構工事をする場合のメリット

まずは外構のDIY工事のメリットについて紹介します。


1.1 自分好みの外構工事が出来る

まず挙げられるのが、自分好みの外構を造ることが出来る点です。

外構工事業者はいろいろな相談に乗ってくれますが、イメージを伝えるにも限界があり、ある程度は妥協する必要もあります。

しかしDIYならば工事の自由度が増し、自分の好みの仕様にすることが出来ます。


1.2 工事費用を抑えられる


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外構工事はとにかく費用が掛かります。その点、DIYはコストを抑えられる点が大きな魅力です。

工事費用の中で人件費は比率的に大きいです。DIYは人件費のカットが可能となり、費用を抑えられます。


1.3 外構設備の機能や構造が全て把握出来る

外構工事を業者に依頼すると、設置したアイテムの機能や構造が全て把握し切れない場合があります。

しかし、DIYで工事をするならば、製品の仕様を確認しながらの工事にもなるため、機能や構造が把握出来て、設置後の使用もその機能を100%活かすことができます。


2. 駐車場のDIY工事


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次に駐車場のDIY工事について説明します。


2.1 路面

駐車場の路面はコンクリート舗装や砂利敷きなどの仕上げがあります。
施工の難易度としては砂利敷きの方が難易度が低いため、DIYでも可能な範囲と言えます。

しかし、コンクリートで舗装する場合は業者に依頼する方が良いでしょう。コンクリート舗装の場合、路面に配筋を設置して目地を立て、多量のコンクリートを用意する必要があります。DIYの技量にもよりますが、工事の規模も難易度も高くなるため、外構業者に依頼するのがオススメです。


2.2 カーポート

カーポートは大きな工事です。手順としては基礎に柱をを立てて屋根を組んでいく流れとなります。カーポートは部材単位では軽いのですが、長い部材では5mのレベルにも達します。

そのため、DIYでも工事は可能なのですが、1人で行うには落下などの危険も伴います。

さらに、大きなカーポートの様な大きなエクステリア製品は、精度の高い施工をしないと全体がゆがんでしまいます。

カーポートの施工であれば、外構工事業者に依頼するのがオススメです。


2.3 ゲート部分

駐車場にゲートを設ける場合、設置するエクステリアパーツによってDIYで可能なものと、業者に依頼した方が良いもので分かれます。

例えば小規模の引き戸などであればDIYで可能です。しかし、電動の駆動装置やリモコンが付く場合には業者に依頼すべきでしょう。

また、シャッターなど、さらに重量があるものの場合は、専門業者への依頼が前提と考えましょう。


3. フェンスのDIY工事


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次にフェンスまわりのDIY工事について説明します。フェンスは単独で建てるのでは無く、基礎まわりの工事も必要です。ここではブロック塀と独立基礎の工事をフェンスと分けて扱います。


3.1 ブロック塀

住宅のクローズ外構の場合にはブロック塀を設置することになりますが、ブロック塀は意外とレベルの高い工事です。

ブロック塀は単純にコンクリートブロックを積み上げるだけでありません。布基礎を造り、コンクリートブロックの中に鉄筋を配置しなければならないからです。そのため、レベルの高い工事が必要となるため、専門業者に依頼しましょう。


3.2 独立基礎

高いフェンスを設置する場合には独立基礎を設ける必要があります。

独立基礎は基礎穴を掘って設置しますが、比較的簡易に造れるのでDIY向きと言えるでしょう。


3.3 フェンス

フェンスを張る場合には、DIY向きのフェンスとDIYに向かないフェンスがあります。

DIYに向くフェンスは自在柱のタイプ、向かないフェンスは間柱のタイプです。

これは施工の難易度によるものです。自在柱は柱の位置を自在に設置出来るので施工しやすいです。

逆に間柱の場合はフェンスの柱位置が決まるため難しいです。そのため、DIYで工事をする場合は自在柱式のフェンスが良いと言えます。


4. 玄関アプローチ部分のDIY工事


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次に玄関アプローチ部分の工事です。玄関アプローチは門扉と機能門柱を最初に取り上げ、その上で玄関まわりについて述べたいと思います。


4.1 門扉

門扉の基本的な施工方法は、基礎穴を掘ってコンクリートで門柱を固定し、門柱に門扉を吊り込みます。門扉の施工は工程としては単純なので、DIYでも作りやすいと言えます。

尚、門扉のリフォームで、既に門柱が付いていて、門扉のみを交換する場合は門柱の工事が必要無くなるので、十分にDIYで対応が出来ます。


4.2 機能門柱


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機能門柱は照明、表札、ポスト、インターホンなどをまとめた門柱で、主にオープン外構に用いられる製品です。

施工としては門柱を立てて各パーツを取り付けるので、非常に簡単にも思えます。しかし、これは業者の技術が必要になります。

機能門柱には照明器が付いていますが、これを取り付けるためには電気工事業者の施工が不可欠です。また、インターホンの工事も配線の絡みがあるのでDIYでは難しいです。


4.3 玄関まわり

門扉や機能門柱を設置するだけで玄関アプローチ部分の工事は終わるのでは無く、路面などの工事が発生します。

また、玄関にはスロープを設置する場合も出て来ます。これらは専門業者に依頼する方が確実です。

これらの工事は基本的にはコンクリートやモルタルでの施工が中心で、湿式の施工となります。
特にスロープは斜面部分が歪んでしまうと、場合によっては安全性の問題も出て来ます。腕の確かな外構工事業者に依頼するのが良いでしょう。


5. DIYで外構工事を行う上での注意点


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ここでDIYで外構工事をする場合の注意点について説明します。


5.1 基礎工事はしっかりと

エクステリアアイテムの工事において、基礎をしっかりと造ることは非常に重要となります。と言うのも、基礎が小さかったりした場合、製品の倒壊などのリスクが高まるからです。

例えば、片流れタイプのカーポートの基礎が不十分の場合、積雪時の倒壊が考えられます。


5.2 水平と垂直はしっかりと取る

製品を設置する際には、水平と垂直をしっかりと出して施工することが大切です。

特に門扉などの場合、水平と垂直が出ていない場合、全体がゆがんだ納まりになり、非常に見栄えが悪くなってしまいます。


5.3 ネジ類の締結や接着はきちんとする

ネジ類の締結や接着は非常に大切です。

ネジ類の締結がいい加減だと、場合によっては振動などで緩んでくる場合もあります。

また、接着をしっかりとしないと、防水効果などが悪くなってしまいます。


5.4 説明書通りに工事する

エクステリア製品には取付説明書と取扱説明書が添付されていますが、両方ともしっかりと読んでおくことが重要です。

取付説明書を見ないでいい加減に工事してしまうと、製品の本来持っている強度などの性能が出ない場合があります。

また、取扱説明書を見ないで使用するとケガなどの発生確率が上がってしまいます。


5.5 リフォームの場合は既存の設備を把握する

リフォームの場合は既存の設備の把握が大切です。

例えば、門扉のリフォームの場合、以前の門扉の門柱が付いているケースがありますが、その門柱が新しい門扉と互換性があるとは限らないため、施工の際には互換性の確認が必要です。

また、駐車場などのリフォームでは、以前の土地の状態を把握していないと、カーポートなどの製品が使えないことが後から分かり、「こんなはずでは無かった」ということにもなります。


6. DIYと専門業者


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DIYの外構工事について紹介して来ましたが、ここで改めて専門業者と比較して考えてみましょう。

6.1 専門業者の強みは?

まずは専門業者の強みはなんといっても「施工力の高さ」と「仕上がりの良さ」が挙げられます。

例えば、今まで挙げたエクステリアのアイテムも、敷地に合わせた現場加工が必要になる場合が意外とあります。

カーポートなどは規格サイズで販売していますが、納める現場ではスペースが合わずに現場で切り詰めることも多いです。また、アルミのフェンスなどは現場での切り詰めは毎回の様に発生します。

そして、これらの工事が上手く行くかどうかの決め手は、やはり「施工力」です。

専門業者は豊富な経験とノウハウを持っていて、難しい現場でも柔軟に対応します。そして、専門業者の工事は仕上がりもきれいです。

エクステリア製品は確かにDIYでも施工は出来ますが、難しい現場にきれいに納めるには、やはり専門業者に依頼する方がオススメです。


6.2 資格が必要な工事もあるのを忘れずに

外構工事の多くはDIYでも可能ですが、工事の内容によっては資格が必要なものもあります。

例えば電気工事や水道工事は資格が必要です。

電気工事は照明器や引き戸などの駆動装置の設置に必要になりますが、いい加減な工事の場合は感電や漏電の危険性があります。

また、水道工事もガーデニング向け水栓に必要になりますが、工事がしっかりと行われていないと漏水のリスクが出て来ます。


7. まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回は外構工事におけるDIYに関してご紹介しました。

エクステリアのアイテムはDIYで出来る部分が多いです。しかし、設置が複雑な場合や、資格の必要な工事の場合は、どうしても業者の出番になってしまいます。

ですのでDIYで工事をする場合は、現場の状況の分析と同時に、自分の力量をチェックすることも必要です。

背伸びをしながらでの工事は大きな失敗の元にもなってしまいます。

工事の内容によって、DIYと専門業者をうまく使い分けましょう。

エクステリアはただでさえ考える機会が少ない上に、特殊な用語が多く、経験の浅い方にはとっつきづらいものです。

本記事をご覧になった方は、下記の記事も併せてお読みいただくと、より踏み込んだ内容まで理解できると思いますので、ぜひ色々読んで参考にしてみてください。




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