【外構工事】ガレージ・車庫の設置費用は?相場と算出方法を大公開!

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【外構工事】ガレージ・車庫の設置費用は?相場と算出方法を大公開!
Point
  • ガレージ(別名「車庫」)は、「車を保管する倉庫」の意味で、4面を壁とシャッターに囲まれた建物のこと。
  • 柱と屋根だけのカーポートとは異なり、ガレージには固定資産税がかかってしまう点に注意。
  • ガレージ・車庫(1台収納)を新しく自宅に設置する費用の相場は、工事費込みで80万円〜140万円だが、収納台数やグレードを上げると、200万円〜300万円かかるケースも珍しくない。
  • ガレージの費用が高いのは、建築確認申請費用がかかることに加えて、屋根と柱だけのカーポートとは異なり基礎工事や土間コンクリート打ちなどの施工費用がかさむことが理由。
  • 施工費用は、業者によって大きく変わる。評判や実績をもとに業者を選びたい方は「エクステリアのナコウド」までお気軽にお問い合わせを!



1. ガレージの費用を知る前に!−ガレージとカーポートの違いを知ろう−

1.1 実は大事なコトバの定義

さて、これから外構工事におけるガレージの整備費用をみていくわけですが、その前に。

ガレージってなんでしょうか?


画像:かわいいフリー素材集いらすとや

「いやいや、ガレージは、誰がみてもガレージでしょ?」という声が聞こえてきそうですが、実は、そうでもありません。

おそらく、多くの人が「ガレージ」と言われてパッとイメージするのは、ガレージではなく「駐車場」です。

「駐車場」は、文字通り「車を駐める場所」という意味ですが、もしガレージの費用を聞かれて「ガレージ=駐車場」と考えるとすると、駐車場の費用、つまり「土地代です」が答えになってしまいます。
うーん、これは、どうもおかしい。

また、ガレージと似た意味の言葉に「カーポート」があります。

ですが、ガレージとカーポートでは、随分と中身が違いますし、費用もひと桁変わってきます(ガレージの方がかなり高い)。

外構工事をする際に「ガレージはネットで調べたらこれくらい、と思っていたら、実際はすごい額の見積もりが出てきた・・!」では困ってしまうわけです。

1.2 ガレージと駐車場・カーポートの違い

前置きが長くなってしまいましたが、結論、ガレージと駐車場、カーポートの違いは下図の通りです。

    
左:ガレージ/中央:駐車場/右:カーポート
画像:かわいいフリー素材集いらすとや

まず、真ん中の駐車場から。

先ほど触れたように、「駐車場=車を駐める場所」なので、施設の有無とか、見た目は関係ありません。

極論、車を駐めておくのに十分なスペースがあって、その土地の持ち主が「車を駐めてもええで」と言えば、それはどこでも駐車場なのです。

そのため、「ガレージ」も「カーポート」も、駐車場の一種と言えます。

では、ガレージとカーポートの違いは何でしょうか?

ガレージは別名「車庫」とも呼ばれる「車を保管する倉庫」のことです。

倉庫なので、屋根と柱があり、四方を壁(もしくはシャッター)で囲まれている建物になります。

そのため、防犯能力や保護機能性が高く、高級スポーツカーなど、大切な車をがっちり守るのがガレージの役目です。

他方、上図のように、車を囲う壁がなく、駐車スペースに柱と屋根のみが設置されている設備のことをカーポートと呼びます。

壁がないので、防犯能力には乏しく、雨や雪、日光などの外的環境から車を守ることがカーポートの役目です。

ガレージと駐車場とカーポート。

パッと見、混同してしまいがちですが、正しい費用を知るためには、言葉の定義が大切です。

ここでは、「しっかりと囲われていればガレージ、囲われていなければカーポート」くらいに理解しておきましょう。

1.3 ガレージは固定資産税の対象建築物!

ちなみに、もう一つ、言葉の定義を正しく知っておくべき理由があります。

それは、「固定資産税」の問題です。

ガレージやカーポートは、どちらも固定資産税の課税対象となりうる建築物です。

が、実際には、ガレージとカーポートの定義上、両者には違いが生じます。

  • ガレージ=3面を囲まれている → 固定資産税の対象となる
  • カーポート=3面以上を囲まれていない → 固定資産税の対象とならないケースが多い

ガレージやカーポートのような建築物の場合、「3面以上を囲むような壁があるかどうか」が論点になるため、4面を壁とシャッターで囲まれているガレージは固定資産税の対象となってしまうわけです。

2. ガレージの新規設置費用は80万円〜140万円が相場!(工事費込み、建築確認申請費用を除く)

外構工事でガレージを新設するのにかかる費用の費用相場は、一般的に、80万円〜140万円程度と考えておくのが無難でしょう。

内訳としては、本体価格が40万円〜80万円程度、工事費が諸々合わせて50〜60万円程度です。

例えば、次のような条件では、100万円〜120万円ほどの費用が見込まれます。


メーカー イナバ物置
商品名 GARADIA
収納台数 1台
積雪タイプ 一般型
外形寸法 幅3,130mm×奥行5,775mm×高さ2,660mm(屋根幅3,290mmX屋根奥行6,055mm)
床面積 18.08㎡(5.48坪)

画像:イナバ物置Webカタログ

ただし、これはあくまで1台収納用の価格です。

2台を収納したい場合は、上記の費用相場を1.6倍〜1.8倍した金額を想定してください(概算方法としては「1台収納用の相場 × 収納台数 × 0.8~0.9」と考えておくと良いでしょう)。

また、「ビルトインガレージ(住宅と繋がっていて、内部で自動車の整備できるスペースが設けられているようなハイグレードの車庫)」や、イナバ物置のARCIA(アルシア)のようなお洒落なデザイナーズガレージではなく、機能的なガレージを敷地の空きスペースに設置する工事を想定している点にも注意してください。



<!>事前の注意点

ここでは、わかりやすさのために除いていますが、実際には、この金額に加えて、「建築確認申請費用」が追加でかかる場合があります。

建築確認申請というのは、建築基準法第6条第1項により定められた規定です。

ガレージは建築物として扱われるため、10㎡以上の場合には、役所で確認申請の手続きを行うことが必要となります。

そのため、ガレージの設置工事を業者に依頼する際は、この確認申請業務も合わせて依頼しなければなりません。

ホームセンターやエクステリア業者に依頼する場合など、建築士の資格を持つ会社がいないケースでは、確認申請業務を設計事務所へ外注することになり、8万円〜20万円程度の依頼費用がかかる可能性があるため、事前に注意しておきましょう。



3. ガレージの設置費用はどうやって決まる?(金額の算出方法)

大まかな費用相場が掴めたところで、次は、ガレージの設置費用がどのようにして決まっているかを理解しましょう。

費用の算出方法を理解することには、2つのメリットがあります。

  • 比較検討の際に、自分で条件を変えながら、ざっくりとシミュレーションができるようになる
  • 業者からおかしな見積もりを出された際に違和感をもつことができるようになる

特に、後者のメリットはとても大切なことです。

外構工事には決まった定価や相場があるわけではないため、「費用が安すぎて怖い」「不透明に金額が高い」といった感覚を少しでも持つことができると、悪徳な業者に騙されるリスクを減らすことができます。

もちろん、見積もりを自分で出すわけではないので、細かい話や計算の仕方を覚える必要はありません。

算数が苦手な方もご安心ください。

では、順にみていきましょう。

3.1 基本的な考え方

外構工事におけるガレージの設置費用は、他の外構と同じく、「本体価格+施工費用」の合計額です。

費用の特徴としては、次の3点です。

  • 本体価格と施工費用が、おおよそ全体の50%ずつを占めること
  • 本体価格にそこまで大きなばらつきがないこと(※デザイン性の物や、ビルドインガレージを除く)
  • 施工費用に「基礎工事」「土間コンクリート打ち」が必ず含まれるため、金額が大きくなること

特に、費用全体に対する施工価格が高い点は、他の外構、例えばフェンスやサンルーム等と比較して特徴的だと言えるでしょう。

3.2 本体価格

ガレージの本体価格は、次の3点で選んだ商品と、その商品につけるオプション価格の合計額です。

  • メーカー
  • ブランド
  • サイズ(販売台数)

合計金額は、1台収納できる大きさで、およそ40万円〜80万円が一般的な相場です。

本体を選ぶ過程は、一見、選択肢が多くてややこしそうですが、実は、そうでもありません。

それぞれ、見ていきましょう。

(1)メーカー

まず、メーカーについては、基本的に、イナバ・ヨドコウ・タクボの「物置き御三家」から選ぶことがほとんどです。

(一説によると、日本の物置の80%以上のシェアを、これら大手三社で占めているとも言われています)。

「大手が嫌い」という方や、何かしらのこだわりがある方はさておき、一般的にはこの三社から選べば間違い無いですし、エクステリア工事業者も、そのほとんどが三社のうちのいずれかのメーカーを使っているはずです。

(2)ブランド

次に、ブランドですが、こちらも、各社そこまで多種のブランドを用意しているわけではありません。

三社合わせて、計10ブランドで、それぞれターゲットもかなりはっきりと分かれているため、そこまで迷いはしないかと思います。

参考までに、10ブランドを一覧表にしたので、ご自身の希望にあった物にあたりをつけてみてください。

(※注:下表は、2連棟を最大としています。業務用など、多連投あるいはスペースを追加して行く場合は、さらに費用が上がります)

ブランド名 メーカー カテゴリ イメージ 価格帯
EMERGE Ⅱ ヨドコウ デザインガレージ
画像:イナバ物置
¥4,970,000〜6,700,000
ARCIA イナバ物置 デザインガレージ
画像:イナバ物置
¥1,122,000〜2,642,000
BROADIA イナバ物置 電動開閉ガレージ
画像:イナバ物置
¥1,614,000〜2,170,000
イナバ倉庫・ガレージ イナバ物置 倉庫・ガレージ
画像:イナバ物置
¥758,000〜3,193,000
ヨド倉庫 ヨドコウ 倉庫・ガレージ
画像:ヨドコウWebカタログ
¥296,000〜3,780,000
シャコパルテ イナバ物置 奥行延長ガレージ
画像:イナバ物置
¥487,000〜1,127,000
ラヴィージュ Ⅲ ヨドコウ ガレージ
画像:ヨドコウWebカタログ
¥414,000〜4,402,000
(※高価格帯は防火仕様)
ベルフォーマ TAKUBO ガレージ
(オーバースライド扉)

画像:環境生活
¥428,000〜1,525,000
カールフォーマ TAKUBO ガレージ
(巻上げシャッター扉)

画像:環境生活
¥412,000〜1,388,000
GARADIA イナバ物置 ガレージ
画像:イナバ物置
¥340,000〜1,244,000

(3)サイズ(収納台数)

最後に、ガレージのサイズを選びましょう。

これも、メーカーのカタログや、各社Webサイトをみると、「国産車で車1台を停める必要寸法は、最低幅2.5m×奥行4.8m」のように丁寧に書いてありますが、最初はそこまで気にしなくて大丈夫です。

要は、「どれくらいの大きさの車を何台収納したいのか」がはっきりしていれば、サイズは業者と相談しながら決められます。

ただし、車庫を選んだとしても、それをそのまま敷地に設置できるかどうかは、また別の問題です。

これに関しては、専門家に見てもらうしかありません。

大まかな目処をつけた後は、必ずエクステリアの専門業者に依頼して、見積もりをもらう前にまず、現地調査をしてもらうようにしましょう。

(4)その他(オプション等)

商品に目星がついたら、カラーやオプションなどを選びましょう。

特に、オプションは、最終的な金額に影響するので、慎重に決めたいところです。

オプションは、メーカーや物にもよってきますが、例えば、下記のようなオプションがあります。

  • ユーティリティスペースの追加
  • ルーパー天井の設置
  • 窓のグレードアップ...採光窓、引き違い窓、縦すべり窓
  • 換気扇(場所)の設置
  • コンセントの設置
  • ダウンライトの設置
  • etc...

この中でも、換気扇、コンセント、ダウンライトあたりは、必需品といっても良いものかと思います。

ただ、他にも多様なオプションがあるため、実際に検討するときに、合わせて考えてみるようにしましょう。

3.3 施工費用

ガレージや車庫を建てる費用は、①組み立て費用、②基礎工事費用、③土間コンクリート打ち費用を合算した金額です。

ガレージの設置工事は、屋根と柱だけでできているカーポートとは異なり、4面を壁とシャッターで囲って建物をつくる分、工程が多くなり、費用も大きくかさみます。

1台収納の車庫に対して、①〜③と、場合によっては電気工事等を合わせて、計50〜60万円といったところが相場です。

具体的な工程は、一般的に、次の一連の作業を合計4週間ほどかけて行います。

(下図。イメージが膨らみやすいよう、画像は全て、Dreams!夢あるカーライフ 新車の限界値引き情報サイト!!「ガレージの工事」より、実体験のブログ写真から拝借しました。)

・基礎工事...2週間(養生期間含む)



 


・本体取り付け、シャッター工事...1週間





・土間コンクリート打ち...1週間




・完成


ご覧のように、ガレージは工事の規模が大きい分、工事期間も長く、費用も大きくなってしまいます。

ですが、その分、出来上がった時の喜びもひとしお。車好きの方にはこの上ない瞬間になるでしょう。

4. ガレージの設置工事で費用金額を損をしないために

いかがでしたでしょうか?

本記事で見たように、一口に「外構工事でのガレージ設置費用」といっても、選ぶ素材や施工条件によって金額が大きく変わってくることと、その構造をお分かりいただけたかと思います。

そして、外構工事は、こうした構造をもちやすいために、次のような、消費者にとって不利な問題が起こりやすい業界でもあります。

  • 定価がなく、ごまかしがききやすいために「安かろう悪かろう」が簡単に起こりうる
  • そのため、同じ外構フェンスの工事でも、業者によって費用にかなり違いが生じる
  • したがって、運悪く質の低い業者に頼むと、費用対効果が悪くなってしまう
  • しかし、一般消費者にとっては、業者の質の見分けはつきにくい

こうした問題を解消するには、工事の費用をはじめとした適切な情報を施主様がしっかりと把握しておく必要があります。

さらに、事前の情報収集だけにやっきになるのではなく、検討の早い段階から、複数の業者の現地調査やヒアリング、プラン提案などを積極的に受けてみるのも、失敗しない工事には欠かせないプロセスだと言えるでしょう。

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