カーポートの設置工事で出来ること!知っておきたいポイントや注意点

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カーポートの設置工事で出来ること!知っておきたいポイントや注意点


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カーポートはエクステリア製品の中でも大きなアイテムと言うことが出来ます。そのため、設置工事も大掛かりとなり、その費用もバカにはなりません。

そのため、カーポートの購入に際しては、前もって予備知識を持っていた方が、何かと有利です。

ところで、カーポート工事の具体的な流れについて、どの様なものかをご存知でしょうか?

確かに購入者の立場からすれば、工事についてはあまり知らなくても良いとの判断もあるかも知れません。

しかし、工事を把握しておけば、費用やどれほどの加工が出来るのかについても分かる様になり、価格交渉やメンテナンスの場面などで非常に役に立ちます。

これからカーポートを設置したいという人はぜひご覧ください。

Point
  • カーポート設置工事の大まかな流れ
  • 設置工事の費用について
  • 現場加工の代表例
  • カーポートの構成材
  • 現場対応の注意点



1. カーポート設置工事の大まかな流れ


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カーポートと言ってもいくつかのタイプがありますが、施工方法は共通している点は多いです。

そのため、代表的な工事について知っておけば、他の工事に関しても分かると思います。

1.1 基礎の施工

まずは柱と基礎の施工です。この工事をいい加減にすると、積雪時にカーポートが潰れたり倒壊するリスクが増加するので、しっかりと施工しなければなりません。

基礎工事の具体的な手順としては次の通りとなります。

  • 基礎穴をメーカー指示の大きさに掘って栗石を敷く。
  • 柱を指定の位置に建て、コンクリートで固める。
  • 養生してコンクリートを硬化させる。

1.2 梁の取付

梁は柱に部品で取り付けます。柱と梁の接合部分は非常に大きな力が掛かるので、強度が非常に高い部品でジョイントします。

1.3 アルミ屋根部材の取り付け

次に梁にアルミ屋根部材を取り付けます。屋根部材は基本はボルトやビスでの接合です。

1.4 ポリカ屋根材の取り付け

次はポリカ屋根材を設置します。この設置がいい加減になると、雨仕舞に問題が出たり、屋根材が飛散しやすくなります。

1.5 雨樋などの取付

雨樋などを取り付け、指定箇所にコーキング材を塗布したら完成です。

2. 設置工事の費用について


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ここで、設置工事の費用についてご紹介します。

2.1 工事一式の相場

カーポートは構造によって柱などの配置も変わり、施工の手間も大きく違ってきます。

そのため、一律での価格相場は決まっていないのですが、大体は3~5万円程度が相場となります。

2.2 現場加工費用

現場では、各部材が標準仕様のままで納まるとは限りません。

現場に納まらない場合は、現地で部材を加工しなければなりません。

そのため、別途の改修費用が必要です。費用は相場として1万円程度~となります。

3. 現場加工の代表例


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ここでは設置工事の現場で加工する代表例についてご紹介します。

3.1 柱移動

カーポートの柱の位置は決まっていますが、部材がアルミ形材で作られているため、現場加工によって柱の位置を変えることが可能です。

変える方向としてはカーポートの前後方向となり、例えば柱の位置に何かあった場合、それを避けて設置することが出来ます。

3.2 屋根切り詰め

敷地がカーポートの屋根より狭い場合などは、屋根を切り詰めて納めます。

方法としては、まずアルミ部材を敷地の大きさに合わせて切断し、屋根の骨組みを造り変え、その上にポリカ屋根材を納めます。

3.3 高さ調整

カーポートはある程度であれば高さの調整も可能です。

工事方法としては、柱を切断して対応します。

4. カーポートの構成材


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ここでカーポートの構成材についてご紹介します。

素材について分かれば、どの様な加工が可能なのかが把握することが出来るでしょう。

4.1 アルミ押出形材

カーポートの柱や梁など、構成部材の基本材料となる素材です。

軽量で加工性が良く、表面光沢が美しい特徴があります。

この素材は、アルミの特性を利用して非常に複雑な断面を形成することが可能です。

アルミは過熱して一定の温度となると柔らかくなります。この柔らかくなった時点で「ダイス」と呼ばれる型を使って、トコロテン状に押し出して形成します。

4.2 スチール

スチールは強度の高い素材で、溶接も自在です。特に力の加わる部分に使われます。

カーポートの場合は、片流れタイプの柱と梁のジョイント材が代表例です。

ただし、スチールはサビやすいのが弱点です。そのため、カーポートに使われる部材の場合には、亜鉛メッキや塗装が施されます。

4.3 ステンレス

ステンレスも強度の高い素材です。さらにサビの発生しにくいのが特徴で、部品やネジの素材として多く使われます。

尚、ステンレスはスチールよりも材料コストが高いです。そのためステンレスの部品は小さな部材が多いです。

4.4 ポリカーボネート

ポリカーボネートは屋根材として主に使われます。この素材は「透明な金属」とも呼ばれるほどの強度の高い素材で、特に耐衝撃性に優れます。

尚、屋根材に使われるポリカーボネートには熱線遮断タイプの様な特殊仕様のものまであります。

4.5 プラスチック類

プラスチック類は主に形材部分の端部のキャップに使われます。このプラスチックは耐用年数は長い物なのですが、金属ほどの強度は無いので、施工時には注意して扱うことが大切です。

4.6 コーキング材

コーキング材は屋根の止水に使います。カーポートに使うのは主にシリコン系のコーキング材です。

5. 施工時の注意点


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ここではカーポートの設置工事の際の注意点について説明します。

カーポートの設置は、ただ組み立てるのではなく細かい注意や技術が必要となります。

5.1 基礎の形状と大きさはメーカー指示通りにする

基礎は穴を掘り、コンクリートを練るなどの作業が発生するため、結構な重労働な作業となります。

しかし、基礎がしっかりしていないとカーポートの倒壊の原因となるため、決して手を抜ける部分ではありません。

例えば、カーポートの基礎が規定の大きさでない場合、基礎重量が足りなくなり、積雪時に屋根に加わる力を支持出来なくなり、基礎ごと倒れてしまう可能性が出て来ます。

また、基礎が規定の形に出来ていないと、屋根に外力が加わった際に発生するカーポートの「倒れ」の力に抵抗が出来ない場合もあり、倒壊の発生リスクが高まります。

基礎は大きさも形も重要なので、メーカーの指示通りに作らなければなりません。

5.2 アルミ材のキズ付きに気を付ける

アルミ形材は軽くて丈夫、表面が固くて美しい素材ではありますが、ネジなどの部品ほど強い強度ではありません。

そのため、組立時に扱いを間違えると簡単にキズがついてしまいます。

せっかくのカーポートを美しく納めるためには、取り扱いに気を付けなければなりません。

5.3 コンクリートに混和剤を混ぜない

一般的なコンクリートを混合させる薬剤に、凍結防止剤や凝固促進剤、急結材などがありますが、カーポートの基礎コンクリートには使ってはいけません。

これらを使用すると、アルミ形材に悪影響を及ぼし、柱の破壊などにも繋がり得るので危険なのです。

5.4 ネジを締め付ける力に気を付ける

カーポートのアルミ部材はビスを多用して固定していきます。

このビスは「タッピンねじ」と呼ばれるもので、下穴さえ開いて入れば打ち込める便利なネジです。

ただ、このネジは締め付ける力が強すぎると抜けたり破断したりするので、十分な注意が必要になります。

5.5 屋根のコーキング処理はしっかりと

カーポートは屋根の施工後にコーキング材を打って止水加工をします。

このコーキング処理は実はとても重要で、処理が甘いと漏水のリスクが出てきます。

特に形材と形材の接合部は水漏れの発生しやすい箇所なので、しっかりと打つことが大切です。

尚、コーキング材は濡れている部分は、コーキングを弾くので上手く打てないので塗布する箇所を濡らさない様にするなどの注意が必要です。

6. まとめ

いかがでしたでしょうか?

カーポートの施工は大掛かりな工事ではありますが、工程は基本的には基礎工事、アルミ部材の組立、屋根材の取付の流れとなります。

工程はそれほど複雑では無いのですが、精度の高い技術で設置工事をしなければ失敗してしまいます。

よって、カーポートの設置工事は個人でのDIYなどでは非常に難しいです。ぜひ専門の業者に依頼しましょう。

また、カーポートの設置工事の内容さえわかれば、どんな加工が出来るのかもわかるので、事前に専門の業者にいろいろと相談するのも良いかと思います。

今回ご紹介した内容を参考に、より便利でオシャレなカーポートを設置してください。

エクステリアはただでさえ考える機会が少ない上に、特殊な用語が多く、経験の浅い方にはとっつきづらいものです。

本記事をご覧になった方は、下記の記事も併せてお読みいただくと、より踏み込んだ内容まで理解できると思いますので、ぜひ色々読んで参考にしてみてください。

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