- 「外構フェンスには一体どんな種類があるの?」
- 「外構フェンスの機能は?どうやって選べばいい?」
- 「外構フェンスの工事費用はいくらかかる?」
外構フェンスの種類について、こんな疑問を持っていませんか?
実は、外構フェンスはアルミや鋳物、人工木など様々な種類があり、フェンスを設置する目的、家の様式などから選ぶことが最適です。
また、外構フェンスを設置する目的は、外構フェンスの機能を把握しておくことで、どの外構フェンスを設置すればいいのか分かります。
費用については、外構フェンスの素材、デザインによって違いがあります。
この記事では、外構フェンスの種類、機能、選び方、そして工事費用について解説します。
最後まで読めば、外構フェンスの種類で悩むことはありません。ぜひ、ご覧ください。
1. 外構フェンスの機能は?
外構フェンスは主に、4つの機能があります。その機能とは、「目隠し」「防風・防音・遮光」「防犯」「雰囲気」のことです。これらの機能によって、庭だけでなく、家の中まで過ごしやすくすることができます。それでは、この4つの機能について、それぞれ見ていきましょう。
1.1. 目隠しができる
外構フェンスを設置することで、目隠しをすることができます。これは、通行人や近隣からの視線を外構フェンスで遮ることができるからです。なので、窓から家の中が見えてしまうことを防ぎ、プライバシーを守れます。通行人や近隣など、周囲の視線が気になる人にぴったりです。
1.2. 防風・防音・遮光に効果がある
外構フェンスを設置することで、防風・防音・遮光に効果があります。これは、外構フェンスを設置することで、周囲の激しい風や、うるさい音、眩しい光を遮ることができるからです。さらに、家の中にまで、風や音、光が入ってくることを防ぎます。風や音、光が庭だけでなく家の中まで侵入してくる人に外構フェンスはおすすめです。
1.3. 防犯に効果がある
外構フェンスを設置することで、防犯に効果があります。たとえ、泥棒が家の中に侵入しようとしてもフェンスを登る必要があるからです。フェンスの登る姿は目立つので、家から不審者が見つけやすくなりますね。家の防犯対策が気になる人におすすめです。
1.4. 雰囲気を作れる
外構フェンスを設置することで、家の雰囲気を作ることができます。外構フェンスは家の周りをがらりと囲むため、家全体の外観に影響を与えるからです。そのため、家の様式に合わせて見た目をおしゃれにできます。家の周りをおしゃれにして、雰囲気作りをしたい人におすすめです。
2. 外構フェンスの種類
外構フェンスには、様々な種類があります。これは、家の様式や、用途に対応するため、複数の外構フェンスが生まれたからです。そのため、事前に家の様式を把握しておくこと、なぜ外構フェンスを設置するのか目的を決めておくことが大切になります。ここでは外構フェンスの種類を知って、あなたの家の様式、目的に合うのはどれか、参考にしていきましょう。
2.1. アルミ形材フェンス
アルミ形材フェンスとは、溶かしたアルミを押し出して作られたものです。このフェンスは、周囲にシンプルでシャープな印象を与えることができます。アルミ形材フェンスは、横ライン、縦ライン、ラティス格子状、ルーバータイプといったデザインの種類があり、門扉やカーポートに合わせて使うことで一体感を作り出せます。目立たず、シンプルな外構フェンスが欲しい人におすすめです。
2.2. アルミ鋳物フェンス
アルミ鋳物フェンスとは、溶かした鋳物を流し込んで作ったものです。このフェンスは、鋳物独特の重厚感のある雰囲気を作ることができます。そのため、洋風建築の家の外観としてぴったりの外構フェンスです。洋風の家に合った外構フェンスを設置したい人におすすめです。
2.3. 人工木フェンス
人工木フェンスとは、木粉と樹脂を混ぜ合わせて作られたものです。このフェンスは、加工が簡単で水にも強く、さらに天然木のように劣化が進みにくい特徴があります。木の雰囲気は残しているので、自然な雰囲気を作り出すことができます。庭でガーデニングを行いたい人におすすめの外構フェンスです。
2.4. 竹垣フェンス
竹垣フェンスとは、樹脂製の丸竹や、天然の竹から作られたものです。このフェンスは、見た目が竹であるため、和風建築の家に合います。また樹脂製の場合は耐久性が強く、メンテナンスの必要もほとんどないので、設置後も楽です。ただし、天然の竹の場合は耐用年数が6~8年程度なので、メンテナンスの手間がかかります。家が和風建築という人に、おすすめの外構フェンスです。
2.5. スチールフェンス
スチールフェンスとは、スチールを溶接して、メッシュに固定して作られたものです。このフェンスは、ほかのフェンスと比べて安価で、強度が高い特徴があります。そのため、学校や公園など幅広く使われているところを、見かけた人もいるはずです。さらに、場所が狭くても設置することができるので、防犯対策としても効果があります。外構フェンスを設置してくても、なるべく安くて強いフェンスがほしい人にぴったりです。
3. 外構フェンスの選び方
外構フェンスは選び方が大切です。なぜなら、選び方を知らずに外構フェンスを設置すると、失敗してしまう可能性が高いためです。選び方を知らないと、家の雰囲気と全く合わない、機能性のない外構フェンスを選んでしまうかもしれませんよ。選び方を確認して、後悔しない外構フェンスを選びましょう。
3.1. 目的から選ぶ
目的から外構フェンスを選ぶことが大切です。なぜなら、外構フェンスはそれぞれ重視している機能が違うからです。例えば、通行人の視線を遮りたいのに、隙間だらけの外構フェンスを設置するのはおかしいですよね?この場合、目隠しに最適な隙間の少ない、高さがある外構フェンスがおすすめです。目的をしっかりと決めて、その目的に沿った外構フェンスを選びましょう。
3.2. 家の様式に合わせて選ぶ
家の様式に合わせて外構フェンスを選ぶことが大切です。これは、外観の見栄えに気を付けるためです。例えば、洋風建築の家に、竹垣フェンスは設置すると違和感を感じませんか?これでは、洋風に和風を足したようで、見栄えが悪くなってしまいます。なので、家の様式に合わせて、見栄えがおかしくならないように外構フェンスを選びましょう。
3.3. 素材で選ぶ
素材から外構フェンスを選ぶことが大切です。これは、素材によって手間や耐久性、機能が違ってくるからです。例えば、竹垣フェンスの場合、樹脂製と天然の竹の2種類の素材があります。この場合、耐久性が高く、メンテナンスの手間をかけなくない場合は樹脂製を、竹ならではの風味が欲しい人は天然の竹を選ぶべきです。
他にも、耐久性で選びたい場合、樹脂製かスチール製で選ぶなど、素材を参考に選ぶことが必要になります。そのため、素材をよく知って、外構フェンスを選びましょう。
3.4. 街並みから選ぶ
街並みから外構フェンスを選ぶことも大切です。なぜなら、周囲を比べて外構フェンスが目立ってしまう可能性があるからです。
例えば、周りが洋風の外構フェンスが多い中、自分の外構フェンスだけ和風だったら、周囲から浮いてしまいますよね?周囲の外構フェンスに配慮することで、違和感を感じさせない外構フェンスにできます。
4. 外構フェンスの費用・相場について
外構フェンスは種類によって費用が違います。なぜなら、使われる素材やデザインから費用が変化するからです。例えば、同じアルミフェンスでもデザインと機能によって費用が変わってきます。あらかじめ費用を確認して、後悔しない外構フェンスを設置しましょう。
4.1. 費用の相場
外構フェンスは種類によって費用が違います。これは、素材やデザインによって違いが生じてしまうためです。では、どのように違うのか、以下の表をご覧ください。
フェンスの種類 | 施行距離 1mあたり(高さ80cm)の相場 | 特徴 |
---|---|---|
スチールフェンス | 3,800円~4,800円 | ほかの外構フェンスと比べて最も安い。ただしデザイン性は少ない。 |
格子タイプのアルミフェンス | 7,600円~9,700円 | 耐久性が高く、アルミフェンスの中では安い。 |
目隠しタイプのアルミフェンス | 12,500~27,000円 | 色の種類も豊富で、費用は安い物から高い物まである。 |
木目調のアルミフェンス | 15,000円~30,000円 | デザイン性も高く、費用も高い。 |
鋳物タイプのフェンス | 20,000円~27,000円 | 重厚感のあるデザインで、洋風の家にぴったり。 |
このように、同じ素材の外構フェンスでも、デザインによって費用が違ってきます。また費用の違いも、スチールと鋳物では全く違うことが表をご覧になるとお分かりになるでしょう。また、この表はあくまで例示なので、外構フェンスが種類ごとに費用が違うという参考程度に留めておいてください。
4.2. 費用の計算方法
外構フェンスの総工事費を確認しましょう。総工事費は、部材費と施行費を足すことで、明らかになります。総工事費の計算方法は以下の通りです。
部材費とは、工事で使われるフェンスの費用のことです。この部材費と施行費の合計が外構フェンスの総工事費になりますが、ここに消費税を上乗せした金額が請求されます。ただし、こちらの計算方法はあくまで一例にすぎないので、参考程度に留めておきましょう。
5. あなたにぴったりな外構フェンスを選ぼう
ここまで、外構フェンスの機能、種類、選び方、費用について解説しました。
外構フェンスは、アルミや鋳物、人工木など様々な種類があります。そして、これらは目的や家の様式から選ぶことが大切です。
あなたにぴったりな外構フェンスを設置して、いつもの生活をもっと快適にしましょう。